2022.05.27 UP 舟艇器材配備式 石巻市で活動する「B&G石巻ひたかみ水の里海洋クラブ」にカヌーなど総額 100万円の器材配備式

日本財団助成事業

B&G財団は、1977年から海洋性スポーツを通じて青少年の健全育成を図る「B&G海洋クラブ」の登録を進め、その支援として舟艇器材などの配備をしています。

5月21日(土)、旧北上川と北上運河を拠点にカヌー活動や水辺の清掃活動を行う「B&G石巻ひたかみ水の里海洋クラブ」への舟艇器材配備式を実施しました。

配備式には、B&G石巻ひたかみ水の里海洋クラブ 新井高広代表をはじめ、石巻市 齋藤正美市長、国土交通省北上川下流河川事務所 石田和也所長、宮城県東部土木事務所 舛谷成幸所長、北上川「流域圏」フォーラム 平山健一実行委員長など関係者約10名が出席された他、配備式後に開かれるカヌー体験会に参加する地域住民約30名も参列し、賑やかな式となりました。

出席者が見守る中、B&G財団 理事長菅原悟志から新井代表に2人乗りシットオントップカヌー、器材輸送用トレーラーほか総額100万円の配備器材の目録が手渡されました。

ご来賓を代表し石巻市齋藤市長は、「B&G海洋クラブは、海洋性レクリエーションを通じて青少年の健全育成と地域貢献活動を担う組織と伺っています。市民の皆様にはB&G石巻ひたかみ水の里海洋クラブを大いにご活用いただき、いつまでも石巻で暮らしていただけるよう願っています。石巻は東日本大震災復興完結まであと一歩。復興した石巻を全国に発信するとき、海洋クラブの活動が全国に届くように代表の新井氏をはじめ頑張っていただきたい。子どもたちにはカヌーを通じて川や海に親しみ、友達の輪を広げてほしい。」旨お話しくださいました。

器材配備を受けた新井代表は「配備された器材を活用して、石巻の皆さんに水辺を楽しんでもらいたい。小学生の頃カヌー体験に参加してくれた子が、『20歳を過ぎた今でも当時の活動を覚えている』と言ってくれた。そういう思い出を作っていきたい。私は2代目の代表ですが、先代の父から受け継いだ“水辺の楽しさ”と同時に“怖いところ”を皆さんに伝えていきたい。」旨お話しくださいました。

配備式後は、地域の住民を対象としたカヌー体験会が開かれ、早速配備された器材が活用されました。

B&G石巻ひたかみ水の里海洋クラブは、「めだかっこクラブ」という会員制の定期活動、県委託の河川清掃活動、市委託のカヌー体験会を展開し、スタッフには会員の保護者やクラブ卒業生(大学生)等が協力して活動しています。

クラブ登録を契機に、被災地における水辺の安全・水難救助などの安全活動の強化および市と連携したカヌー体験を実施するほか、学校への出前教室等を展開していく方針です。

B&G海洋クラブは、海洋性スポーツレクリエーションを通じて青少年の心とからだの育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件を満たせば登録が可能で、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材が配備されます。全国271ヵ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動しています。

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