2024.07.04 UP 舟艇器材配備式 「B&G浜松海洋クラブ」舟艇配備式を実施

日本財団助成事業

浜名湖畔の花川河口(オイスカ浜松国際高等学校敷地内)で、「B&G浜松海洋クラブ」の舟艇器材配備式を6月8日に実施。浜松市中野市長をはじめ、海洋クラブ関係者、小学生など約80人が出席した。

B&G浜松海洋クラブ舟艇器材配備式

B&G浜松海洋クラブは、浜名湖を活動拠点にヨットやカヌー、SUPなど様々な舟艇を用いて体験会を行い、地域の子どもたちに向けて水辺の安全普及活動にも取り組む。母体はオイスカ浜松国際高等学校のマリンスポーツ部となっており、主に部員たちが中心となって地元の小中学生に向けた体験会や安全教室を開催している。
 子どもたちに安全にマリンスポーツを楽しんでもらえるよう、指導スキルを身に着けるのはもちろんのこと、部員たち自身も「水辺のヒーロー」となれるよう日々活動を行っている

浜松市の中野祐介市長は「浜松市はマリンスポーツの聖地を目指した取り組みを進めている。人口減少・少子化が進む中で子どもたちの健全育成を重要視しており、豊かな自然環境の中で、元気に育つ取り組みが大事。今回、舟艇器材が新たに配備されることによって、マリンスポーツが盛んになることは、子どもの健やかな成長に大いに役立つ」と述べた。

B&G財団常務理事の朝日田は、「配備した舟艇器材を生かして、小中学生の安全教室をはじめ、様々な取り組みが幅広く展開されることを期待している」と挨拶し、SUP・ハンザヨットなど、総額約150万円の舟艇器材の目録を海洋クラブ代表の鬼石貞治校長に手渡した。

衆議院議員の塩谷立氏は来賓挨拶で「浜松ではマリンスポーツの聖地を目指し、いろいろな取り組みがなされている。この海洋クラブは昨年度に発足したと聞いている。私も地元で海洋少年団を作ろうと思って10年、やっと昨年設立できた。これを契機にみんなで協力して、地域の子どもたちに様々な活動を提供していきたい」述べた。

海洋クラブ代表の鬼石校長は生徒たちに向けて、「今後、本校の生徒がマリンスポーツ部を母体として、浜松市が推進するマリンスポーツの聖地の一端を担い、地域の子どもたちに水辺の安全教室等の自然体験を積極的に提供していってほしい」と激励した。

マリンスポーツ部部長の中村桜雅さん(高3)は「浜名湖でのSUPやカヌーを通じて、命を守る安全教育や地域のボランティア活動にも参加し、環境保全に取り組んでいます。浜松がより魅力あるまちになるよう、子どもたちや地域の皆さんと一緒に取り組んでいく」と抱負を語った。

式典後に行われた「水辺の安全教室」と「カヌー・SUP体験会」は、高校生が主体となって指導全般を担当。参加した小学生に笑顔で元気よく指導する姿が印象的だった。

  • 水辺の安全教室(紙芝居)

    水辺の安全教室(紙芝居)

  • カヌー・SUP体験会(準備運動)

    カヌー・SUP体験会(準備運動)

  • カヌー・SUP体験会(パドリング)

    カヌー・SUP体験会(パドリング)

  • カヌー・SUP体験会(体験試乗)

    カヌー・SUP体験会(体験試乗)

B&G海洋クラブは、マリンスポーツや環境保全活動、水辺の安全教育などを通じて青少年の心と体の育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件を満たせば登録でき、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材を配備。全国282ヵ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動している。

関連ページ

2024年度
2023年度
2022年度
2021年度