2022.08.04 UP 舟艇器材配備式 地域の自然と人材を活かし年間4万人の交流人口を創出する「B&G海洋クラブ自然体験学校」にウォーターボール、カヌーなど総額200万円の器材配備式(沖縄県八重瀬町)
B&G財団は、1977年から海洋性スポーツを通じて青少年の健全育成を図る「B&G海洋クラブ」の登録を進め、その支援として舟艇器材などの配備をしています。
7月24日沖縄県八重瀬町名波城の郷ビーチを拠点に環境学習や教育旅行を行う「B&G海洋クラブ自然体験学校」への舟艇器材配備式を実施しました。
配備式には、B&G海洋クラブ自然体験学校 若林伸一代表をはじめ、八重瀬町
新垣安弘町長の代理として古波津功企画財政課長など関係者と式典後の「親子カヌー」に参加する地域住民、合わせて約30名が参列する賑やかな式となりました。
出席者が見守る中、B&G財団 理事長菅原悟志から若林代表にウォーターボール、カヌー、ウェットスーツなど総額200万円の配備器材の目録が手渡されました。
ご来賓を代表して古波津課長が新垣町長の挨拶を代読し「玻名城の郷ビーチは、サンゴ礁に囲まれ、様々なマリンレジャーが楽しめるビーチです。この一帯は沖縄戦跡国定公園区域となるため、リゾート型ビーチとは違って多くの自然環境が残されており、準絶滅危惧種のカサノリが群生し、ウミガメが産卵に訪れる等、希少生物の生息地となっています。この度、NPO法人自然体験学校がB&G海洋クラブに登録されたことは大変喜ばしく、配備いただいた舟艇器材で活動を拡げ、より一層青少年の健全育成に寄与されるものと期待しています。また、ひとり親家庭や障がい者が参加しやすい取組も行っていくと伺い、SDGsの掲げる“誰一人取り残さない持続可能で多様性と包摂性のある社会の実現”にも通じるものと感銘しています。」旨お話しくださいました。
器材配備を受けた若林代表は「自然体験学校が八重瀬町に来て11年目になります。修学旅行や一般客を受け入れて、コロナ前は4万5千人が八重瀬町を訪れるようになりました。配備いただいた器材を活用し、海の自然体験を通じて、より多くの方に海の大切さを伝え環境保全に繋げたい。また、これまでひとり親家庭や児童養護施設を対象とした活動は年1~2回の開催でしたが、B&G海洋クラブ登録後の一つの目的として、自然体験の機会に恵まれない方を対象とした事業の拡充を図りたい。」旨お話しくださいました。
配備式後は、地域の親子20人が参加した「親子カヌー体験会」が行われ、地元の海を親子で楽しんでいました。
B&G海洋クラブは、海洋性スポーツレクリエーションを通じて青少年の心とからだの育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件を満たせば登録が可能で、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材が配備されます。全国271ヵ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動しています。