2024.10.01 UP 舟艇器材配備式 「B&G新居浜海洋クラブ」舟艇配備式を実施
愛媛県新居浜市で「B&G 新居浜海洋クラブ」の舟艇器材配備式を9月1日に実施。新居浜市石川勝行市長はじめ、海洋クラブ員、関係者など約30人が出席した。 今回の配備は、B&G新居浜海洋クラブが活動人数や活動日数、他団体との交流など、当財団が定める運営評価において、特に優れた海洋クラブを認定する「特A評価」を11年連続で獲得していることから、優遇措置として、助成上限額300万円の支援を決定し、救助艇、船外機等の配備を行った。
新居浜海洋クラブは四国最大級のマリーナであるマリンパーク新居浜を活動拠点として、市内外の小中高生を対象にヨットの指導や体験会を行うほか、各種レースで活躍する選手も多く輩出している。その他、元オリンピック選手を招いたアカデミーの開催や地元小学生への防災教育、アメリカからホームステイで来ている学生へのヨット体験の提供など、多彩な活動を行っている。
新居浜市石川市長は来賓挨拶で「2010年に7年後に開催される愛媛国体への出場を目指し海洋クラブが発足。以来、体験会の開催や所属選手の全国大会出場をはじめ、全国から300人を超える選手が出場する『坊ちゃんカップ』の開催など、本市のセーリング技術の向上と交流人口の拡大に大きく貢献してもらっている。今回の配備を契機に活動がさらに活発化することを願っている」と述べた。
B&G財団理事長の菅原は、「今後さらに活動が広がっていく海洋クラブへの支援を重点的に行っている。11年連続特A評価の実績を踏まえ、これからも子どもたちの成長のために活動を続けてもらいたい」と挨拶し、救助艇、船外機など総額約300万円の舟艇器材の目録を海洋クラブ会長の米谷方利氏に手渡した。
海洋クラブ代表の米谷氏は「私は子どもたちに生涯スポーツとしてセーリングを楽しんでほしいというのが望みであり、より速く、より安全に走るをモットーに、配備いただいた救助艇を生かして、今後も安全第一に活動していく」と抱負を述べた。
続いて、海洋クラブ員を代表して、峰平陽向くんが「新しい器材を配備していただきありがとうございます。これからも僕たちの活動に関わる全ての方々への感謝を忘れず精一杯練習に励みます」とお礼のあいさつを行った。
式典後の進水式では、「安全祈願祭」「鏡開き」「新艇発進」の順で行われ、参加者全員で新艇の進水を祝った。
B&G海洋クラブは、マリンスポーツや環境保全活動、水辺の安全教育などを通じて青少年の心と体の育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件を満たせば登録でき、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材を配備。全国282ヵ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動している。