2024.06.18 UP 舟艇器材配備式 「B&G北川流域海洋クラブ」舟艇配備式を実施

日本財団助成事業

宮崎県延岡市で「B&G 北川流域海洋クラブ」の舟艇器材配備式を5月26日に実施。延岡市北川総合支所長の夏田正昭氏をはじめ、関係者、海洋クラブ員など約30人が出席した。

B&G北川流域海洋クラブ舟艇器材配備式

B&G北川流域海洋クラブは、宮崎県延岡市を流れる清流「北川」を活動水面として、主に小学生を対象に野外体験活動を通して、自主性や規律、生きる力を育みながら、水の大切さや楽しさを学んでもらう活動を展開。市教育委員会や公民館が主催するイベントや中学校のカヌー授業を行うほか、流域の美観を保つための河川清掃にも尽力している。

延岡市北川総合支所長の夏田氏は来賓挨拶で「この北川は全長約51km、蛍が自生し奇跡の清流と呼ばれている。海洋クラブの矢野代表が『ガキ大将を育成したい』と語ったことが印象的に残っており、海洋クラブの活動を通じて、そのような子どもの育成に注力してほしい」と述べた。

B&G財団常務理事の朝日田は、「海洋クラブの母体となっている北川流域ネットの長年の経験を生かし、さらに活動が広がることを期待している」と挨拶し、カヤック・パドル・ライフジャケット・Eボートなど、総額約200万円の舟艇器材の目録を海洋クラブ代表の矢野純一氏に手渡した。

海洋クラブ代表の矢野氏は「私たちは1994年に『地域の子どもは地域で育てよう』のスローガンのもと発足し、北川に拠点を移して15年。この素晴らしい自然を活用しながら、今回配備された器材を使って、今後も様々な活動に取り組んでいきたい」と抱負を述べた。

式典後は、体験試乗会が行われ、海洋クラブ員の児童や地域住民などが参加し、水上散歩を楽しんだ。

  • 宙に浮いていると錯覚するほど透明度が高い、活動水面の北川

    宙に浮いていると錯覚するほど透明度が高い、活動水面の北川

  • 今回配備した舟艇器材

    今回配備した舟艇器材

  • 体験試乗会の様子

    体験試乗会の様子

  • 体験試乗会の様子

    体験試乗会の様子

  • 体験試乗会の様子

    体験試乗会の様子

  • 体験試乗会の様子

    体験試乗会の様子

B&G海洋クラブは、マリンスポーツや環境保全活動、水辺の安全教育などを通じて青少年の心と体の育成を目指す組織。運営体制や活動水面などの条件を満たせば登録でき、登録されたクラブにはヨットやカヌー、救助艇などの活動器材を配備。全国282ヵ所に設置され、7,000人を超えるクラブ員が活動している。

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