2023.01.30 UP 休眠預金等を活用した体験格差解消事業 「みっかびファミリーデー」を開催 有限会社SHIPMAN(静岡県浜松市)
休眠預金活用事業の実行団体「有限会社SHIPMAN」は、静岡県浜松市三ケ日青年の家を活動拠点として、障がいを持つ子供たちや家族を対象に、体験格差解消事業を展開しています。
冬晴れの1月22日、三ケ日青年の家で「みっかびファミリーデー」が開催され、約300人の親子連れが参加。パラスポーツ体験や陶芸教室など、様々なプログラムが行われました。
ボッチャ体験会
北澤和寿選手(静岡県ボッチャ協会)の指導でボッチャを体験。参加した親子は「狙った場所に投げるのは難しかったけど楽しかった」「小学1年の下の子もすぐにできるようになり、家族で対戦を楽しめた」と話していました。
ブラインドサッカー体験会
静岡県初のブラインドサッカーチーム「FCコレチーボ静岡」の選手たちの指導で、アイマスク体験や専用ボールを使ったキック練習を体験しました。「アイマスクをつけると方向がわからなくて歩くのも怖い」「来たボールをトラップするのはめちゃくちゃ難しい」といった声が多く聞かれました。
まるたの森運動会
施設内のまるたの森で、家族で外遊びを楽しんだり、紙芝居の読み聞かせや焚き火を楽しみました。
そのほか、陶芸教室では小さい子どもでも楽しめる手ひねり技法での「はにわ作り」や豊橋海洋少年団によるパラコードを使った「アクセサリー作り」も行われました。
屋外では聖隷クリストファー中・高等学校吹奏楽部による「演奏会」が開催され、静岡県吹奏楽コンクール西部大会で金賞を受賞した演奏に大きな拍手が送られました。
車いすで参加した児童は「初めて来ましたが施設がバリアフリーになっているので、いろいろなプログラムを楽しめた。春になったらヨットに乗ってみたい」と期待を膨らませていました。
SHIPMANは、三ケ日青年の家を拠点に、障がい児等の体験格差解消事業を展開していくために、地元の方々や行政機関、学校関係者と協力しながら、インクルーシブな社会の実現を目指して事業を推進しています。
B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。
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