2022.10.11 UP 休眠預金等を活用した体験格差解消事業 親子を対象に「プロジェクト豊夢 “角島 DAYCAMP”」を開催 NPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブ(山口県下関市)

休眠預金を活用した事業のシンボルマーク

集合写真

スタッフ24名の事前打ち合わせ

スタッフ24名の事前打ち合わせ

真夏を思わせる天気となった10月1日(土)~2日(日)、休眠預金活用事業の実行団体である「NPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブ」(山口県下関市)は、「認定NPO法人皆繋」(山口県下関市)と協働で「プロジェクト豊夢 “角島 DAYCAMP”」を開催しました。

参加者は、「西長門リゾートホテル」でウェットスーツに着替えて、プライベートビーチを歩きながら活動場所の確認と海岸清掃を行い、続いてライフジャケットの効果と正しい着用を学び、SUP・サーフィン・クリアカヤック・バナナボート・水上サイクリング・ビーチサッカーなどのプログラムを楽しみました。

  • 海岸清掃

  • カヌーの準備

BBQの様子

海から上がった参加者は、「西長門リゾートホテル」の温泉露天風呂・海を眺める展望大浴場でさっぱりすると、夕食は「渚の交番 島戸」に移動して夕日を眺めながらBBQを楽しみました。
 夕食後、宿泊場所となる“古民家を改装した1棟貸しのゲストハウス「ペンシオーネ島戸2」に移動し、子どもと保護者に分かれ参加者同士の交流を深めました。

  • 子どもたちは巨大ジェンガ

    子どもたちは巨大ジェンガ

  • 保護者は焚き火を囲んで

    保護者は焚き火を囲んで

2日目の朝は、子どもも作れるように料理手順をまとめた「レシピ」に基づいて、おにぎり・みそ汁・ソーセージ・卵焼きを4家族で分担して20人分の朝食を作りました。できあがった朝食は、庭にテーブルを準備し、皆で一緒に食べました。朝食後は、2日間楽しく過ごした海の環境について、「大型絵本」で学びました。

  • みんなで朝食

  • 大型絵本で学ぶ子供たち

以上で、「角島 DAYCAMP」の全てのプログラムが終了しましたが、子どもたちは名残惜しそうに中々帰りのバスに乗ろうとしないのが印象的でした。それでも、最後は大きな声で「ありがとうございました」と手を振って帰路につきました。
 参加した子どもたちは、「サーフィンに立って波に乗れたのが嬉しかった」、「台風の後で、ビーチにゴミがたくさんあってびっくりした」、「また家族でここに来たい」などと話してくれました。保護者からは、「親同士で子育てについて話すことができた」、「子供と一緒に、マリンスポーツや朝食づくりなどを一緒に楽しめた」、「他の子と友達とになって遊ぶ我が子に成長を感じた」などの感想をいただきました。

NPO法人コバルトブルー下関ライフセービングクラブは、体験格差を解消するために、渚の交番島戸を拠点に、今後も大学生、社会人ボランティア、地元企業などと連携を図り、活動を広げていきます。

B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障がいの有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2020年度から2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。

関連ページ

B&G財団メールマガジン

B&G財団の最新情報をメールマガジンにてお送りいたします。ご希望の方は、登録ボタンよりご登録ください。