2021.10.22 UP 休眠預金等を活用した体験格差解消事業 プロジェクト豊夢「親子キャンプ」を開催
休眠預金活用事業の実行団体であるコバルトブルー下関ライフセービングクラブは、ひとり親家庭を対象とした「親子キャンプ」を10月2日(土)、3日(日)の1泊2日で開催。下関市内の親子5組18名が参加しました。
コバルトブルー下関ライフセービングクラブでは、様々な要因により自然体験の機会に恵まれない子どもたちに、海をはじめ水辺で遊ぶ機会を届けることをねらいとして、昨年から新たに「プロジェクト豊夢」事業を開始。
今回、この事業の一環として、NPO法人皆繋(みなつなぎ)と協働で親子キャンプを実施しました。
当日、参加者はホテル西長門リゾートの海水浴場に集合。ウェットスーツに着替えを済ませ、まずビーチの清掃活動を行いました。ペットボトルや漁具などプラスチック類を中心にみんなで漂着ごみを拾い集めました。
ごみ拾い終了後、ライフジャケット着用の海水浴、SUPサーフィン、クリアカヤック体験、バナナボート遊覧に挑戦。青空の下で海を思いきり楽しみました。
海での活動を終えると夕食の準備。この日の夕食は「渚の交番 島戸」でバーベキュー。今日の出来事や学校、友達のことなど、みんなで談笑しながら楽しそうに食事をしていました。
夕日を眺めながらバーベキュー
夕食を済ませた子どもたちは、施設内でボルダリング、スラックライン、エアリアルヨガにも挑戦。最後はみんなで花火をして初日を終えました。
2日目の起床後、子どもたちは日ごろの感謝の気持ちを込めて、親御さんたちに手作りの朝食をプレゼント。メニューはフルーツサンドイッチと卵焼き。子どもたちが苦心してつくった朝食にみなさんとても嬉しそうでした。
参加した保護者からは、
・コロナ禍でなかなか旅行にも行けなかったが、参加が決まってからは、毎日を楽しく過ごすことができたし、参加して本当に良かった。
・普段はあまり話題にならないことを子どもとたくさん話すことができた。
・参加した子どもたちが兄弟のように仲良くしてくれて嬉しかった。
・保護者同士で子どもに関するいろいろな情報交換をすることができた。
といった声が聞かれました。
すべてのプログラムが終了しても、遊び足りずに、なかなかバスに乗らない子どももいましたが、最後は全員で「ありがとうございました」と挨拶し、親子キャンプは無事終了しました。
B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2020年度から2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。
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