休眠預金活用事業 余暇活動から選手育成まで…仙台市での「障がい者カヌー」普及への第一歩

休眠預金活用事業 余暇活動から選手育成まで… 仙台市での「障がい者カヌー」普及への第一歩(宮城県障がい者カヌー協会 - 宮城県仙台市)

休眠預金を活用した事業のシンボルマーク

「宮城県障がい者カヌー協会」は、障がい者カヌーを通じてパラスポーツの普及、技術の向上をはかるとともに、健常・障害の障壁を無くした共生社会やインクルーシブ教育を目指すことを目的に2019年度に設立されました。

 

副代表自らが「パラカヌー」競技を現在も行っており、初心者向けのカヌー体験機会の提供からパラアスリート等の選手育成まで、障がい者の希望や状況に合わせた幅広い活動に取り組んでいます。

 

2020年度は、コロナ禍のため思うような活動が出来ませんでしたが、感染症対策をしっかり行い、仙台市内を中心に数回活動を実施。今年度、大きな第一歩を踏み出しました。今回は、2つの活動を紹介します。

 

副代表の我妻氏 自ら指導にあたります

いつも相棒のグレープと一緒に邁進中です

インクルーシブカヌー体験会 in 仙台

2021年2月23日(火・祝)、宮城広瀬温水プールにて、「インクルーシブカヌー体験会 in 仙台」を仙台市の後援を受け開催しました。

定員15名のところ、43名の申し込みがあり、急遽対応スタッフを増やして実施。当日は2部制に分けて、計25名の方が参加してくれました。

 

初めてカヌーに乗る子も沢山いました

皆さん、思い思い楽しそうに漕いでいました

2人乗りのカヌーも用意し、親子で乗艇しました

カヌーから玉入れゲームも実施

当日は、サポーターとして、普段は福祉作業所で働く方たちも手伝って頂き、事業を実施しました

 

 

広瀬川カヌー体験会

2020年9月26日(土)、仙台市若林区緑地公園にて、「広瀬川カヌー体験会」を実施しました。当日は、約20名の参加者が集まり、曇天の中でしたが、約2時間のカヌー体験会を行いました。

 

子どもから大人まで、幅広い年齢の方々がカヌーを体験しました

 

この体験会は、福祉作業所で働いている方々の家族や関係者等も対象とし、試験的に実施。実際にカヌーを漕いで、危険個所を確認してもらうなど、将来的には運営スタッフとして事業に携わってもらうことを想定しています。

 

 

宮城県障がい者カヌー協会では、2021年度、仙台市内だけでなく、宮城県内他市町村での体験会の実施を検討しています。

その他、広報活動にも力を入れながら、活動の質・量ともに向上を図っていく予定です。

 

B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。

 

 

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