2022.07.01 UP 休眠預金等を活用した体験格差解消事業 夏の活動に向けスタッフ事前研修を開催  株式会社FEEL(山口県下関市)

休眠預金を活用した事業のシンボルマーク

休眠預金活用事業の実行団体「㈱FEEL」は、体験格差の解消や地域コミュニティの活性化を目指し、2020年度から下関市内の児童福祉施設に通う子どもを対象としたカヌースクールを開催しています。

6月22日 深坂自然の森(下関市)を会場に、7月開催予定の“海の活動”に参加する団体のスタッフを対象とした事前研修を開催。今年で3度目となる研修に下関市内の3施設(ぽけっと、ぱれっと、寺子屋)の職員約20名が参加し、スタッフのスキルアップとスタッフ間の交流を図りました。

研修では、開催場所となる山口県油谷青少年自然の家(長門市)の活動エリアの注意点をはじめ、ライフジャケットの正しい装着、スローロープによる救助方法など、座学と基礎訓練を行いました。

油谷青少年自然の家の活動水面は、日本海の美しく豊かな海を体験できる内湾の穏やかな水面です。初心者や障がいのある方も楽しく安全に活動できます。施設の海岸から500m程先には無人の“竹島”があり、カヌーで行くことも可能です。

参加した児童福祉施設職員は、「“海の活動”に参加する児童の生命を守るために必要な事を学べた」、「毎年研修に参加しているが、児童の笑顔や保護者の喜ぶ顔を思い浮かべて真剣に受講した」などと話してくれました。

FEELでは、障がい児等の体験格差を解消するために、活動場所の深坂自然の森や油谷青少年自然の家を活用して、今後も行政や大学、NPO、ボランティアなどと連携を図り、活動を広げていきます。

B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2020年度から2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。

 

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