2022.06.08 UP 休眠預金等を活用した体験格差解消事業 「子どもだれでも居場所くるme」と「カヌー体験会」を同日開催 身体教育医学研究所(長野県東御市)

休眠預金を活用した事業のシンボルマーク

休眠預金活用事業の実行団体である公益財団法人身体教育医学研究所(https://pedam.org/)は、市の福祉課や社会福祉協議会の相談事業に関わっている子どもたちやそのご家族と一緒に、市内の水辺や里山で年間を通じ定期的な活動を行っています。

5月29日(日)、東御市八重原芸むら公園内の明神池で、午前中は「子どもだれでも居場所くるme」の海洋性レクリエーション体験会、午後には東御市の総合型地域スポーツクラブ「SanyTOMI」と連携したカヌー体験会を実施しました。

子どもだれでも居場所くるme「海洋性レクリエーション体験会」

親子でカヌーを満喫

親子でカヌーを満喫

活動名の「くるme」は、東御市特産の“ 信濃くるみ ”・くるむ(包む)・私(me)に来るにちなんで名付けられています。

今年度の初回となるこの体験会には、37人(子ども25人、大人12人)が参加。天候にも恵まれ、参加者はカヌー、SUP、ビッグSUPを思い思いに楽しみました。また、ライフジャケットを着用した泳ぎにも挑戦。この日は気温も高く、子どもたちは気持ち良さそうに泳いでいました。

  • 上手く漕げるようになって笑顔でポーズ

    上手く漕げるようになって笑顔でポーズ

  • ライフジャケットを着て泳ぎました

    ライフジャケットを着て泳ぎました

泳いで水浸しになった後は、子どもたちは何にでも思い切りチャレンジできるようになり、会場は笑顔と歓声で溢れました。池から上がった参加者は、スタッフが用意してくれたチャーハンとマカロニサラダを食べ、体験会は終了しました。今年度の「くるme」の活動は年間14回実施する予定です。

総合型地域スポーツクラブと連携した「カヌー体験会」

午後からは、東御市に今年度から新たに立ち上がった、総合型地域スポーツクラブ「SanyTOMI」と連携して市民対象のカヌー体験会を実施し、12人(子ども4人、大人8人)が参加しました。

まずパドルの使い方や乗降の仕方を説明、陸上でパドリングを練習した後、早速乗艇し、水面に漕ぎ出しました。

パドルの使い方の説明を受ける参加者

パドルの使い方の説明を受ける参加者

水面ではカヌーで並走する指導者のアドバイスを受け、徐々に漕げるようになり、ゆったりとパドリングを楽しんでいました。終盤にはみんなでビッグSUPに挑戦。息を合わせて漕ぐことは少し難しかったようですが、参加者全員が笑顔で楽しんでいました。

  • ゆったりとパドリングを楽しみました

    ゆったりとパドリングを楽しみました

  • みんなでビッグSUPにチャレンジ

    みんなでビッグSUPにチャレンジ

体験会終了後、地域総合型スポーツクラブの指導者は「ビッグSUPはいい!いろいろな遊びにチャレンジできそう」と次回以降の活動に弾みがついたようでした。このカヌー体験会は5月から9月まで毎月1回開催予定になっています。

身体教育医学研究所では、「からだを育む」ことを通した全ての人々の健康づくりと公共政策づくりに寄与することを目的に、今後も行政や大学、NPO、ボランティアなどと連携を図り、活動を広げていきます。

B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2020年度から2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。

 

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