休眠預金活用事業 「浜名湖学習出前講座」を実施
2021年1月22日(金)、休眠預金活用事業の実行団体の1つである有限会社SHIPMAN(「静岡県立三ケ日青年の家」指定管理団体)は、静岡県立浜松聴覚特別支援学校からの依頼で、同校にて「浜名湖学習」の出前講座を実施しました。
有限会社SHIPMAN の職員2名が講師を務め、小学1~4年生までの16人と教諭8人が受講。浜名湖の大きさや特徴、生息する生物などについてパワーポイントで解説したほか、実際の生き物を小型の水槽に入れて子どもたちに観察してもらいました。
パワーポイントで浜名湖の大きさや特徴などを説明
浜名湖や同社が運営する「三ケ日青年の家」のバーバー内に生息する生物について説明
講師として説明したスタッフらは「授業時間が45分間という短い時間であったため、内容を検討し、なるべく簡潔にわかりやすく伝える工夫をしたが、もう少し時間があればよかった」や「聴覚に障害のある子どもたちに授業をする際、先生に手話通訳をしていただきながら説明するため、時間配分を考えなければならなかった」など、初めて実施してみて学ぶことが多かったと振り返ります。
子どもたちからは「浜名湖のことがよく分かった」などの感想があり、また3、4年生の児童たちは来年度「三ケ日青年の家」での活動があることから「青年の家に行くのが楽しみになった」などの声も聞かれました。
当初、この出前授業は1・2年生だけが対象でしたが、学校側からぜひ3・4年生にも実施していただきたいとの依頼を受け、2コマを実施。先生方にも喜ばれたとのことでした。
SHIPMANのスタッフは、「今年度は新型コロナの影響でほとんど事業が出来なかったが、来年度はコロナが落ち着いたら休眠預金活用事業で購入した器材や設備を利用し支援学校の児童や多くの子どもたちに海洋レクリエーションを提供していきたい」と今後の活動に意欲を見せます。
今後もB&G財団では、体験格差解消に向けて、実行団体の皆さまと手を携えて事業を推進していきます。
B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。
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