休眠預金活用事業 「プロジェクト豊夢(ホーム)」の活動
NPO法人 コバルトブルー下関ライフセービングクラブは、「誰もが訪れやすい美しい海」を目指して、海で活動する人々の安全を守り、海で遊ぶ楽しさを伝える活動を行っている団体です。
ライフセーバーとして、海を楽しむ人々の命を守る活動に取り組むとともに、山口県から表彰を受けた、無人島や浜辺の漂着ゴミを清掃する環境保全活動にも熱心に取り組んでいます。
休眠預金事業として同団体が取り組む「プロジェクト豊夢(ホーム)」の活動の一部を紹介します。
漂着ゴミ清掃
2020年度「プロジェクト豊夢の活動」
回数 | 内容 | 場所 |
---|---|---|
事前準備(7/4) | スタッフ研修 ※人命救助、安全管理、舟艇機材など独自の研修 |
角島大橋 周辺海域 |
第1回目(10/11) | 陸上オリエンテーション | 皆繋(富任町) |
第2回目(10/18) | 海レク体験 | 黒井漁協 |
第3回目(10/24~25) | 海レク体験、サザエ収穫体験、バーベキュー・焚火体験 | 角島大橋 周辺海域 |
市内の相対的貧困の子どもたちやその家族を対象に、テレビ番組のロケ地としても有名な「角島」で1泊2日の海洋性レクリエーション体験を昨年10月に実施し、27名(子ども:20名、大人7名)が参加しました。参加者・ボランティアともに初心者の方が多かったため、事前にオリエンテーションや研修を実施して行いました。
活動場所となる角島周辺はコバルトブルーの美しい海が広がり、運が良ければイルカと一緒に活動することもできます。
当日は好天にも恵まれ、クリアカヤックやバナナボート体験を実施。近隣の黒井漁港(漁協)と連携することで海での体験プログラムが充実し、釣りや、サザエの収穫体験を行うことができました。この日収穫したサザエなどの食材を使ってバーベキューも行いました。
実施にあたっては、子どもたちに体験機会を提供するだけでなく、保護者との繋がりをつくることも重視しています。子どもたちが楽しむバーベキュー・焚火体験は、大人にとっても火を囲みながら、落ち着いて内心を吐露できる大切な時間となっています。
このほかにも、コバルトブルー下関ライフセービング協会では、大学生の発信力と地域資源の一つである古民家を活用したワーケーション事業にも取り組みはじめています。
今後も子どもたちの体験格差解消に向けて、実行団体の皆さまと手を携えて事業を推進していきます。
B&G財団は休眠預金活用法に基づく「資金分配団体」の認定を受け、障害の有無や家庭の事情等から生じる、子どもたちの体験格差の解消を図ることを目的に全国20団体の応募の中から「実行団体(10団体)」を選定。
2022年度までの3年間、B&G財団がそれぞれの団体を支援し、各実行団体が障がい児や児童養護施設、ひとり親家庭等の子どもたちを対象に海洋性レクリエーションをはじめとした自然体験活動の機会を提供し、当該地域でのインクルーシブ社会の実現に向けた取り組みを進めています。
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