2025.09.01 UP 体験格差解消事業 大成建設協賛 「B&G海あそびFamily Day」を開催

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東京都江東区の若洲海浜公園で、8月18日と20日の2日間、都内の特別支援学校に通う児童・生徒とその家族を対象に、体験格差解消事業の一環として「B&G海あそびFamily Day」を開催。延べ33組67名の親子が参加し、BIGSUPやSUPのほかゴムボート遊覧、水あそびを楽しんだ。
 本事業は、「障がいのある子どもたちに、海辺の自然体験活動を楽しむ機会を提供する」ことを目的に、本事業の趣旨に賛同いただいた大成建設株式会社の協賛に加え、20日は一部をYahoo!ネット募金による寄付金を活用し実施した。

実施日 2025年8月18日(月)・20日(水)
場所 若洲ヨット訓練所(東京都江東区)
参加者 東京都立特別支援学校に通う児童・生徒(小学1年生~中学3年生)とその家族(きょうだいを含む)
  18日:親子13組27名 20日:親子20組40名
参加人数 67人
実施内容 BIGSUP・SUP体験、ボート遊覧、水あそび

元気いっぱい、活動開始!

子どもたちはまず元気よく準備運動を行い、その後、バディを組んでお父さんやお母さんとペアに。互いに顔を見合わせ、「バディ、オー!」の声をそろえると、場の空気が一気に明るくなった。
  その後、参加者は一人ひとりライフジャケットをしっかりと着用。安全確認を済ませると、いよいよ体験スタート。SUPに挑戦するグループと、ボート遊覧に出かけるグループの2つに分かれ、活動がスタートした。

  • 準備体操

    準備体操

  • バディで人数確認!

    バディで人数確認!

笑顔あふれる親子でのSUP体験

初めてBIG SUPに乗る子どもたちは、最初こそ少し緊張気味。それでもお父さん・お母さんと一緒に乗り込むうちに、意外な安定感に少しずつ慣れていく。中には、SUPの上でおそるおそる立ち上がる子どもも。「おお!できた!」という歓声が響いた。
  そしてBIG SUPの後は、希望する親子は、二人でSUPに挑戦。あっちに進んだり、こっちに進んだりしながらも、親子で海上散歩を思い思いに楽しんでいた。

都会の海から眺める絶景

ボート遊覧では、参加者は2艇に分かれて乗船。波を切って進むボートに大きな歓声が上がるとともに、普段とは違う海上からの景色に、子どもたちはニコニコと楽しそうな表情を見せていた。
  若洲ヨット訓練所は都会にあるハーバーのため、少し船を走らせると、都内の高層ビル群や東京ディズニーランドのビッグサンダーマウンテンなどを眺めることができる。

やっぱり楽しい水あそび!

両日とも暑さが厳しく、ローテーションの合間には簡易プールで水遊び。子どもたちは水鉄砲やホースで水をかけ合い、笑顔いっぱいで遊んでいた。

  • 8月18日の参加者

    8月18日の参加者

  • 8月18日の参加者

    8月20日の参加者

参加した保護者の感想(一部抜粋)
・SUPを本格的に体験したのは初めてで、親子でとても良い経験になりました。力の入れ具合など、本人にとっては難しいかなと思いつつ、チャレンジ出来て自信になったようです。クルージングは本当に楽しくて、スピードを出してもらって大喜びでした。スカイツリーが良く見えて、「一番楽しかった!」と大興奮でした。水遊びも自宅ではなかなかできないので、とても満足していたようです。

・娘は本当に本当に楽しかったようで頂いたノート全部に感想や気持ちを書いていました!素敵な体験をありがとうございました!

・この度は素敵な企画に参加させていただきありがとうございました。思いの外サップに乗っているのがとても楽しかったようで、降り場に向かおうとすると、「いやだ、もっと乗る」と抵抗するくらい楽しんでいました。今までマリンスポーツは無理だろうと海水浴に行っても選択肢に入れてきませんでしたが、これからは楽しめそうです。このような機会がなければ気づきもしませんでした。

すべての子どもたちに自然体験を
障がいのある子どもたちにとって、海や川などの自然体験には環境面や設備面の課題があり、参加をためらうことも少なくない。
海でのさまざまな体験は、水の冷たさや潮の香り、波の音などを通して五感を刺激し、非日常の体験が子どもたちに新しい「できた!」を生み出す。こうした経験は、子どもたちにとって貴重な学びの機会となる。
これからも、すべての子どもたちが分け隔てなく、海や自然の豊かさ、水遊びの楽しさを体感できる機会を提供していく。

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