2023.02.21 UP 体験格差解消事業 新たに全国16団体で始動!
障がいなどにより自然体験の少ない子どもたちに水辺の自然体験活動の機会を提供

日本財団助成事業

B&G財団は、障がいなどにより自然体験活動への参加が困難な子どもたちの体験格差解消を目指して、「体験格差解消事業」をB&G海洋センター・海洋クラブに開催いただき、その支援を行っています。
 今年度新たに全国16ヵ所の海洋センター・海洋クラブで「体験格差解消事業」が実施されました。

天城町B&G海洋センター(鹿児島県)

天城町B&G海洋センターでは、町内6校の小・中学校特別支援学級に通級する児童・生徒を対象に「特別支援学級交流会」を6・7月の2回に分けて実施。小学1生から中学3年生の児童生徒53人、職員14人の計67人が参加し、徳之島の美しい海でカヌー・SUP・スノーケリング・海水浴などの海洋体験を満喫しました。

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天城町B&G海洋センター「交流会」の様子

参加者からは「サンゴや魚が綺麗だった」、「サップやカヌーの乗り方が分かった」、「カヌーで水に落ちてしまったけど楽しかった」などの感想が聞かれました。
 保護者からは、「自分からは海に行かない子なので最初は不安でしたが、楽しんでいる笑顔を見て、参加してよかった」との感想も伺いました。

八百津町B&G海洋センター(岐阜県)

八百津町B&G海洋センター(岐阜県)では、近隣市内にある児童養護施設の児童を対象に7月に「マリンスポーツ体験会」を実施。児童25人、職員6人の計31人が参加し、水辺の安全教室受講の後、SUPボードやカヌー、トーイングチューブを体験しました。SUPボードでは、児童は指導者から水上でのバランスの取り方や、方向転換の方法を教わると早速乗艇して挑戦。「初めてボードに乗った」「思ったより方向転換が難しい」などの感想が聞かれました。
 また、トーイングチューブは大好評で、児童からは口々に「来年もぜひ参加したい」と喜びの声があがりました。海洋センター指導者は「今回配備いただいた器材を大切に扱い、今後の活動に活かしていきたい」と話してくれました。

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八百津町B&G海洋センター「体験会」の様子

今年、新たに「体験格差解消事業」を始めた海洋センター・海洋クラブは下表のとおりです。一人でも多くの子ども達に、水辺の自然体験活動の機会を提供できるように活動していきます。

NO 道府県 センター・クラブ 参加対象 実施月 事業名 参加者数
子供 職員 指導者
1 山形県 徳良湖クラブ 障がい者 8月 ハンザ級ヨット体験会 12 12 6
2 岐阜県 八百津町センター 児童養護施設 7月 マリンスポーツ体験会 25 6 6
3 兵庫県 家島クラブ 障がい者 7月、8月 家島小学校海洋アクティビティ 67 20 4
4 島根県 松江市松江センター 障がい者 7月 水辺の自然体験会 38 18 14
5 岡山県 備前市吉永センター 障がい者 7月、8月 水辺の自然体験推進事業 57 25 32
6 岡山県 奈義町センター 障がい者
児童養護施設
9月 海洋性スポーツ体験会 21 4 12
7 広島県 府中市センター 障がい者 7月~10月 カヌー、SUP体験 105 25 12
8 山口県 長門市日置センター 障がい者 7月、8月 放課後等デイサービスの子ども達を対象とした海レク体験会 30 10 10
9 香川県 三木町センター 児童養護施設 6月~8月 カヌー体験教室 39 13 5
10 高知県 YASUクラブ 障がい者 9月、10月 特別支援学校マリンスポーツ体験会会 33 29 18
11 福岡県 みやこ町犀川センター ひとり親世帯 8月 ひとり親世帯の親子を対象とした体験教室 32 12 15
12 熊本県 菊池市旭志センター 障がい者 9月 防災サバイバルキャンプ 26 7 7
13 兵庫県 新温泉町浜坂センター 障がい者 7月 マリンスポーツ体験会 23 10 3
14 鹿児島県 天城町センター 障がい者 6月、7月 令和4年度天城町特別支援学級交流会 53 14 13
15 鹿児島県 あくね夢まちクラブ 障がい者 9月、10月 水辺の体験格差推進事業「海ん衆の遊び2022」 30 6 9
16 鹿児島県 奄美市笠利センター 障がい者 11月 格差をなくそう!水辺の遊具体験 9 5 8
合計 990名 600 216 174

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