体験格差解消事業 寄付金を活用したマリンスポーツ体験会を実施
まだまだ夏は終わらない!?第三の居場所の子どもたちへ 寄付金を活用したマリンスポーツ体験会を実施
2023.09.22 UP
2023.09.22 UP
9月12日(火)、兵庫県南あわじ市南淡B&G海洋センターで、当財団にお寄せいただいた体験格差解消に向けた寄付金を活用したマリンスポーツ体験会を実施しました。
今回参加した子どもたちは、子ども第三の居場所 明石拠点に通う児童生徒14名とスタッフ4名。明石拠点は不登校の子どもたちの居場所となっており、「家でもない、学校でもない居場所」として、日々、「子どもたちのやりたい」を焦点に当て、それぞれに応じた支援が行われています。
いざ海へ!
まず、参加者は水辺で安全に活動するためのポイントや注意点について学びました。ライフジャケットを着用し、海の中へ。ライフジャケットの浮力を体感しながらぷかぷか遊泳。救助を待つ姿勢である背浮きの方法などを学びました。
その後、艇庫前へ移動し、約3メートルの高さから海への飛び込みに挑戦。初めはしり込みした子どもも、勇気を出して飛び込むことが出来ました。
続いて、BIGSUP・カヌー・バナナボート体験を行いました。大きなBIGSUPやカヌーなどの使用機材はみんなで協力して運び、いざ海へ出発!いつもの陸上での活動とは違う水面での活動に、子どもたちは目をキラキラさせていました。BIGSUPでは、バランスを上手に取りながら、みんなで力を合わせて漕ぎ、カヌーでは、バディで息を合わせて沖までツーリングに行きました。
バナナボート体験では、予想以上のスピードに子どもたちは大興奮。わー!きゃー!といつもとは違う歓声が上がりました。
体験会に参加した子どもたちからは、「バナナボートが刺激的だった。」「飛び込みがすごく楽しかった。」「バナナボートで振り落とされる感覚が新鮮だった。」という感想をいただきました。
引率した拠点スタッフからは、「拠点の子どもたちは、学校に行っていないため遠足や校外学習などの機会がありません。皆様からの寄付金のおかげで、拠点で初となるバスで遠出しての体験活動を行うことができました。アクティビティが楽しかったことはもちろん、実地体験として水辺の安全について学べたことは自身の身を守るための一生の宝になったと思います。」と感想をいただきました。
普段、学校に通っていない子どもたちは、新しいことにチャレンジする機会が少なくなりがちですが、この日は勇気を出して色んな事にチャレンジする姿が見られ、一日中多くの笑顔がはじける夏の終わりの体験会となりました。
体験格差解消に向けた寄付をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました。
使用経費
費目 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
旅費交通費 | 高速代 | 5,530円 |
会議費 | 弁当・飲み物代 | 25,116円 |
委託費 | 体験料(艇庫使用料)・借り上げバス代 | 66,300円 |
燃料費 | 救助艇燃料費 | 3,363円 |
保険料 | 国内旅行傷害保険・施設賠償保険 | 11,666円 |
計 | 111,975円 |
参加した施設の職員の方からは「普段見せないような子供の笑顔が見ることができました」「はじめての体験や少し難しことにチャレンジすることで、子供たちも成功体験を得ることができるので、今回はとても貴重な経験になりました」と感想が聞かれました。
B&G財団は、今後も未来を担う子どもたちが分け隔てなく、自然体験できる機会を提供していきます。
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