体験格差解消事業 大成建設株式会社協賛
「若洲マリンスポーツ体験会」

体験格差解消事業 大成建設株式会社協賛「若洲マリンスポーツ体験会」
2021.08.19 UP

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大成建設株式会社協賛「若洲マリンスポーツ体験会」を開催

B&G財団は大成建設株式会社(東京都新宿区)に寄付金をいただき、体験格差解消事業の一環として、2019年から毎年夏に児童養護施設やひとり親家庭を対象とした「若洲マリンスポーツ体験会」を開催しています。

今年も8月18日(水)都内の児童養護施設の子どもと職員38人が、若洲ヨット訓練所(東京都江東区)で、SUP、カヌー、モーターボートクルーズを楽しみました。

日本各地に大雨をもたらした停滞前線の影響で、前日まで雨続きでしたが、当日は青空に入道雲が浮かぶ夏らしい空模様となりました。

朝9時予定通りに、コロナ感染予防対策を講じた貸切バスが子どもたちを乗せて到着しました。

安全注意、準備体操、ライフジャケット着用など準備を終えた子どもたちが、3班に分かれ海へと出ていきます。乗船指導はスタッフが行いますが、事業参加経験のある子どもが「ミニ指導者」となって慣れない子どもを手伝ってくれます。
乗船時間はもちろん休み時間も子どもたちは遊びを見つけて楽しんでいます。夏の空と海は、子どもたちの元気を何倍にもする効果があるようです。

正午過ぎ、全てのローテーションを終えたところで、希望者を募り高さ1.5m程の岸壁から海に飛び込みました。年長の子どもたちは順番に次々と飛び込みますが、勇気を出して列に並んだ小さい子は、自分の番となり岸壁から海を見下ろすと、後ろに下がってしまいます。これを何度か繰り返し、1度飛び込むことができると、得意満面でまた飛び込みの列に並んでいきました。小さなチャレンジが、子どもを成長させるようです。

参加者に話を聞くと「今日は6時半に起きたけど、パッと起きた。海大好き。魚も見た。」と話してくれました。しっかりと、海好きになってくれたようです。
シャワー室もありますが、野生児となった参加者は水道ホースで体を流し、着替えて、会議室で少し遅い昼食です。その頃からポツポツと振り出した雨は、すぐに激しい雨に変わりました。参加者は、持参したお弁当を食べながら、南国のスコールのような雨を窓越しに眺めていました。
昼食後、日本水先人会連合会一般財団法人海技振興センターから提供いただいた、絵本「うみのパイロットさん」、「水先人紹介DVD」、「うみのパイロットさんとマルクンカレー」、「特製シャープペン」をお土産に、バスに乗り込み帰路につきました。
大成建設株式会社をはじめとする皆様の協賛と、児童養護施設職員のご理解をいただき、子どもたちに楽しい思い出と小さな成長の機会をプレゼントできました。

B&G財団は、今後も体験格差の解消に努めてまいります。

 

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