体験格差解消事業 寄付金を活用したマリンスポーツ体験会を実施

夏の終わりに・・・第三の居場所の子どもたちへ 寄付金を活用したマリンスポーツ体験会を実施
2023.10.04 UP

日本財団助成事業

9月24日(日)、千葉県いすみ市B&G海洋センターにて、当財団にお寄せいただいた体験格差解消に向けた寄付金を活用した海洋性レクリエーション体験会を実施しました。

今回参加した子どもたちは、子ども第三の居場所 横芝光町拠点に通う児童生徒4名とスタッフ4名。横芝光町拠点では「家でもない、学校でもない居場所」として、「every child matter~すべての子どもたちがかけがえのない存在であること。決断力と創造力・想像力を育む~」をテーマにそれぞれの子どもたちに対応した個別支援が行われています。

まずは水辺の安全について学ぶ!

はじめに、一日安全にカヌーで遊べるように、水辺の安全について紙芝居を使って学習しました。初めて見るライフジャケットは、着用方法や4つの効果とともに、水に落ちてしまっても助けが来るまで浮いて待つことを学びました。

   1.水に浮くので息ができる
   2.体を冷たい水から守る
   3.派手な色で見つけてもらいやすい
   4.衝撃を吸収してくれる

さらに、ロープワークでは、もやい結びを教えてもらい、自分の艇のバウ(先頭)に救助用のロープをくくりつけました。簡単に結ぶことが出来て、ほどく時にさっと解ける、魔法のようなロープワークのテクニックに子どもたちの表情も真剣そのものでした。

  • 紙芝居を使って水辺の安全について学習

    紙芝居を使って水辺の安全について学習

  • 救助ロープをもやい結びで取り付け

    救助ロープをもやい結びで取り付け

続いて、カヌー体験を行いました。まずは、カヌーをする際に大切なパドルの使い方や前進の仕方、後進の仕方、左右への方向転換など、漕ぎ方のレクチャーを受けました。

  • 陸上でパドルの使い方を学ぶ

    陸上でパドルの使い方を学ぶ

  • さあ、自然に飛び出そう!!

    さあ、自然に飛び出そう!!

いざ水面に出てみると、ちょっと重たいパドルに苦戦。一生懸命パドルを動かし、頑張って指導スタッフについていき、かるがもの親子のような隊列ができました。

体験会に参加した子どもたちからは、「今までやりたいと思ったことがなかったけれど、やってみたら楽しかった。」「楽しかったからまたやりたい!」という感想をいただきました。

普段の拠点内での活動では体力を持て余している子どもたちにとって、フィールドを外に移した海での初めての海洋性レクリエーション体験会は、失敗も成功も、思い出に残る楽しい夏の思い出となりました。

体験格差解消に向けた寄付をお寄せいただいた皆様、ありがとうございました。

使用経費

費目 内容 金額
旅費交通費 ガソリン代 1,778円
会議費 弁当代・飲み物代 9,006円
保険料 参加者保険料・施設賠償保険料 8,333円
  19,117円

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