2022.11.14 UP 体験格差解消事業 徳島県内の特別支援学校の生徒が、安全教室とSUP・カヌーを体験する「水辺の体験会」を開催(徳島県美波町)
B&G財団は、障がいなどにより自然体験活動への参加が困難な子どもたちの「体験格差解消」を目指しています。
10月25日
美波町由岐B&G海洋センタープールで、海洋センターから車で15分程の距離にある徳島県立阿南支援学校ひわさ分校(美波町)の小学部1人と中学部7人の児童・生徒8人が、水辺の体験会として、水辺の安全教室、SUP・BIGSUP、カヌーを楽しみました。
ひわさ分校にはプール施設がないため、授業でプールに入る機会はほとんどありません。また、今回参加した児童・生徒は全員、SUPやカヌーに乗るのは初めてです。そこで体験会実施前に、海洋センタースタッフがひわさ分校に赴き「事前学習会」を開催しました。「B&G海洋センターはどんな所?」の説明に始まり、ライフジャケットを教室で実際に着用したり、先生がSUPやカヌーに乗る動画を見たり、しっかりと準備を重ねてきました。
事業当日、プールサイドに集まった生徒たちは、手慣れた様子でライフジャケットを着用しました。しかし、実際プールに入水すると緊張と不安で身体をこわばらせてしまう生徒もいました。それでもライフジャケットの効果を実感し徐々に慣れてくると、水に浮き自由に手足を使って進む楽しさに、その生徒も満面の笑顔を見せてくれました。
続いて、全員でBIGSUPに乗りました。友達と一緒なら初めてのSUP乗船も怖くありません。みんなで漕ぐ楽しさを実感したら、一人ずつSUPやカヌーに挑戦しました。最初はうまく漕げなかった生徒も、徐々にコツをつかみ上達しました。
先生からは、「生徒たちが、終始ニコニコして楽しんでいる様子が伺えた」、「生徒が『またやりたい』と言っており、とても良い体験となった」、「学校にプールがなく、町内の海洋センターでこのような体験ができるのはありがたい」との感想を伺いました。
美波町はウミガメの産卵地として知られる豊かな海や自然に恵まれた町です。ひわさ分校でも川遊びを実施していましたが、この事業を契機に海洋センターとの連携を深めプール活動や自然体験が広がることが期待されています。
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