地域の課題解決 先進事例の収集と発信

地域課題への取組み事例
2021.10.15 UP

調整池の活用による賑わいの創出

近年、国や各都道府県において調整池の多目的利用を推進し、利用指針や基準などが示される中で、全国的にも調整池を有効利用する動きが見られています。

五霞町では、インターチェンジ周辺土地区画整理事業によって整備された、ごかみらい産業団地内に設置された調整池を利活用し、新たに「Street sports park GOKAストリート スポーツ パーク ごか」を整備しました。

産業団地内の道路や公園でスケートボードに興じる人が多く見られたことをきっかけに、調整池を平常時から多目的広場として一般開放し、愛好者らを誘導することで安全性を確保するとともに、隣接する「道の駅ごか」やその周辺区域への賑わいの創出を図ることがねらいです。

Street sports park GOKAストリート スポーツ パーク ごかの整備にあたっては、地元企業で特殊塗料を製造する民間事業者「株式会社染めQテクノロジィ」とタイアップして実施しました。

約5,300㎡の敷地をスケートボード・バスケットボール(3×3スリーエックススリー)・スラックラインなどのエリアに分け、各種目の特性に応じた塗料を使用することにより、最大限にスポーツを楽しめる環境を整備しました。

スケートボードエリア
  • スケートボードエリア

  • スケートボードは東京2020オリンピックから正式種目として採用されています。
スラックラインエリア
  • スラックラインエリア

  • 関東初の一般社団法人日本スラックライン連盟認定パーク。スラックラインは細いベルト状のラインの上でバランスを楽しむスポーツで、日本で世界大会が開催されるなど近年注目を集めています。
バスケットボールエリア(3×3スリーエックススリー)
  • バスケットボールエリア(3×3<ruby>3×3<rt>スリーエックススリー</rt></ruby>)

  • 3×3スリーエックススリーは3人制バスケットボールで、東京2020オリンピックから正式種目として採用されています。
こども遊び場
  • こども遊び場

  • 子どもたちが自由に遊べるエリアとなっております。

Street sports park GOKAストリート スポーツ パーク ごかは、県外からもたいへん多くの方に利用いただいており、スポーツ利用以外にも、ダンス撮影やテレビのロケ地としても利用され、今後も多方面での利用が期待されます。また、隣接している分譲地(約7,300㎡)を町で購入しており、更なる賑わいの創出を図るため、民間事業者の活力を活用し、周辺エリア一体での利活用について検討を進めています。

今後も、五霞町を魅力のある町にしていくために、民間事業者と協創したまちづくりを目指していきます。

「地域課題への取組み事例」では、さまざまな社会課題の解決に向けた自治体の取組みを随時発信していきます。

事例