地域の課題解決 先進事例の収集と発信
                            
                                
                                地域課題への取組み事例
孤独死をきっかけに開店
コスモスカフェ(富山県砺波市)
                                2025.04.07 UP
                            
                        
                    孤独死をきっかけに開店
コスモスカフェ(富山県砺波市)
2025.04.07 UP
富山県砺波市の栴檀山(せんだんやま)自治振興会が、高齢者の引きこもり防止・認知症を減らす・孤独死をなくすことを目的に運営する「コスモスカフェ」の取り組みを紹介する。

背景
地区内で起きた孤独死をきっかけに、もう二度と出したくないという思いから、この1ヵ月後にコスモスカフェをオープンさせた。
活動内容
コスモスカフェは、7人のコスモスレディがボランティアで切盛りしている。メニューはおにぎりやお寿司、お餅、うどんのほか、採りたて野菜や保存食の副菜など、担当者のお任せメニューとなっている。
                             毎週2人の当番は決まっているが、全員応援に入って調理を行っている。
                            
 
 
食後には百歳体操をはじめ、お寺の法話会・防災講習会・認知症予防体操・メークアップ教室・朗読会など、様々な講習会やイベントを組み合わせて行っている。このほか、市教育委員会が推進する中学生の勤労体験「社会に学ぶ『14歳の挑戦』」の受入れなども行っている。
 
 
多彩なイベント
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                                 一番人気のお寺の法話会(毎月第2木曜日) 
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                                  防災講習会 
 
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                                  認知症予防体操・ゲーム 
 
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                                  メークアップ教室・ネイル教室・ハンドマッサージも実施 
 
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                                 民生委員による絵本の朗読会 
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                                  お巡りさんから詐欺やクマ注意の話を聞く 
 
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                                  合宿にきた駒澤大学の学生も利用 
 
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                                  中学生の勤労体験の受入れ 
 
コスモスカフェに来ると「たくさんの人に会って話ができて嬉しい」「皆で食べる食事は楽しい」「次回記載のイベントが待ち遠しく、生活に張りが出る」といった声が寄せられ、利用者から大変好評である。
                                栴檀山自治振興会 主事 満保幸美さん
                                開店当初は10人ほどのお客様が今では30人~40人のお客様で賑わっている。今年から民生委員が軽度認知障害の高齢者を同伴して、コスモスカフェで見守り活動を行っている。これからも高齢者のたくさんの笑顔に出会いたい。
                            
「地域課題への取組み事例」では、さまざまな社会課題の解決に向けた自治体の取組を随時発信する。
