地域の課題解決 先進事例の収集と発信
地域課題への取組み事例
2022.02.04 UP
2022.02.04 UP
香川県さぬき市が転入者の増加、転出者の抑制のために取り組む、移住・定住促進事業を紹介します。
大串半島
180度のパノラマで瀬戸内海を一望できるロケーションはまさに絶景。
多くの観光客が訪れるさぬき市が誇る人気の観光スポットです。
さぬき市は2002年4月1日に大川郡の西部5町が合併して誕生しました。人口は2005年の国勢調査で55,754人でしたが、2020年の国勢調査では47,003人に減少。国立社会保障・人口問題研究所による将来人口の推計では、2040年には34,624人、さらに2065年には20,312人まで減少するとされており、人口減少対策が市の最重要課題となっています。
こうした現状を踏まえ、人口減少を抑止するため、市ではさまざまな事業に取り組んでいます。
- 移住に伴う住宅取得や家賃等に対する補助事業
- 移住を検討している方を対象に市内での生活を体験できる「お試し滞在宿泊助成制度」
- 移住コーディネーターによる地域情報の提供や移住相談
- 三世代で同居・近居する世帯を対象とした補助事業
- 新婚世帯を対象に新生活に係る経費の一部を補助する結婚新生活支援事業
- Uターンを促進するPR動画の作成
このほかにも、住まいの改修費の一部を補助する「住宅リフォーム支援事業」や「空き家リフォーム支援事業」など、移住・定住を促進するさまざまな取組を行っています。
移住体験ハウス
まずは、訪れてお試し暮らし。まちの雰囲気や人にふれ、さぬき市を体験してください。
移住者の声
- 移住するのにあたって、お試し滞在宿泊助成や空き家リフォーム事業を活用させていただき、本当に助かりました。
- さぬき市は、ほどよい田舎で気候が暖かく、自然災害が少ない地域です。瀬戸内海は穏やかでとても美しい。移住の候補地としておすすめです。
さぬき市役所 総務部政策課
さぬき市には穏やかな風土に育まれた温厚な気質と豊かな食文化などが息づいており、「育てるまち」、「働くまち」、そして「暮らすまち」として絶好の環境にあります。
田舎暮らしから便利な暮らしまで受け入れることのできるまち「さぬき市」。四国八十八ヶ所霊場の結願へ続く三ヶ寺のあるまち「さぬき市」。私たちは、いにしえから受け継がれている「おもてなしの心」で皆さんのお越しをお待ちしています。
さぬき市の見どころ
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津田の松原
根上がり松など約三千本の松が重なり合っている風景はまさに圧巻。夜には沿道に燈篭が灯り、幻想的な雰囲気を醸し出します。 -
大窪寺
四国八十八ケ所霊場の最後を締めくくる結願の寺、大窪寺。季節ごとに美しい顔を見せる門前は、長旅を終えたお遍路さんをやさしく癒してくれます。 -
天体望遠鏡博物館
世界初の天体望遠鏡を展示した博物館。廃校となった校舎を改修した館内には、貴重な天体望遠鏡が数多く展示され、海外からも多くの天文ファンが足を運んでいます。 -
富田茶臼山古墳
今から約1600年前に造られた四国最大級の前方後円墳。古墳の上にも登ることができ、墳丘からの眺めは古代のロマンに想いを馳せずにはいられません。 -
コスモス畑
さぬき市の花であるコスモス。地域のいたるところにあるコスモス畑はインスタ映え間違いなし。 -
田園風景
四季折々の顔を見せる山間部の田園風景は、のどかで安らぎを感じ、どこか古き懐かしい記憶を呼び起こします。 -
さぬきワイン
大串半島にある四国初のワイン工場「さぬきワイナリー」で作られたさぬきワイン。瀬戸内の風土が育んだ味わい深いはどんな料理にも寄り添います。 -
桃
芳醇な香りと、とろけるような柔らかな果肉は、夏のごく短い期間しか味わえないさぬき市の代表的な果実です。 -
牡蠣焼き
さぬき市の冬の味覚と言えば牡蠣焼き。豪快に殻つきのまま焼いて食べる牡蠣は、香ばしくてぷりぷり&濃厚。 -
打ち込みうどん
言わずと知れたさぬき市の郷土料理。味噌仕立ての汁にたっぷりの野菜や肉などと一緒にうどんを煮込んだ味は絶品。 -
自然薯
さぬき市の冬の特産品である自然薯。さぬき市の自然薯は粘りが強く味が濃いのが特徴です。
「地域課題への取組み事例」では、さまざまな社会課題の解決に向けた自治体の取組を随時発信していきます。