2025.05.26 UP 新規海洋クラブ紹介(第7弾) サーフィン、安全教育、環境保全を一つに B&G志摩サーフシティ海洋クラブ(三重県志摩市)

日本財団助成事業

新たに登録された9ヵ所の海洋クラブの中から、「B&G志摩サーフシティ海洋クラブ」を紹介する。

 美しい白浜が約3kmにわたり続く、阿児の松原海水浴場を拠点に水辺の安全教育を中心に活動している「B&G志摩サーフシティ海洋クラブ」。伊勢志摩ライフセービングクラブと志摩市サーフィン活用推進協議会の2団体が連携して活動する点が、この海洋クラブの大きな強みだ。

>ライフセーバーが多く所属するこの海洋クラブでは、すでに自治体や学校と連携して、児童・生徒を対象とした安全教室の出前授業を実施。さらに、水難事故の報道が大きく取り上げられ、水辺の安全に対する意識が高まっている中で、「保護者向けの安全講習会」を開催し、多くの参加者から高い評価を得ている。

  • 水辺の安全教育出前授業

    水辺の安全教育出前授業

  • BLS講習会

    BLS講習会

今後は、地域住民への安全教育を継続しつつ、サーフィンの普及・振興にも一層注力していく方針だ。
 活動拠点の阿児の松原海水浴場は、南側の海水浴場と北側のサーフィンエリアがきちんと住み分けがされている。
 この特徴を生かして、子どもたちにサーフィンの楽しさはもちろん、ライフジャケットの重要性や、ビーチクリーンを通じた環境保全の大切さも伝えていきたいと話す。

 また、このクラブのビーチクリーン活動は、「海で安全に遊ぶため」という視点を重視し、金属片やロープ、プラスチックの破片など、危険につながるごみの回収に特に力を入れている。まさに「体験」と「学習」を掛け合わせた取り組みを実践するクラブだ。

 海を楽しむ心と守る意識、その両方を育むこのクラブの取り組みは、地域づくりに欠かせない大切な一歩になるにちがいない。

樋口 大輔 氏

B&G 志摩サーフシティ海洋クラブの樋口です。
 我々の海洋クラブはライフセーバーの団体である伊勢志摩ライフセービングクラブと、志摩市をサーフシティに推進すべく活動している団体、志摩市サーフィン活用推進協議会から構成されています。
 サーフィンが盛んな地域にライフセービングという水辺の安全活動を加え、子どもたちが安全で楽しい海あそび、海体験を広げていきたいと思っています。

B&G志摩サーフシティ海洋クラブ 詳細

活動内容
水辺の安全教育、サーフィン
活動場所 阿児の松原海水浴場
所在地 〒517-0703 三重県志摩市志摩町和具3042番地4  
県内クラブ情報 三重県内11ヵ所(2025年2月時点)

全国各地に海洋クラブ290ヵ所、サポーター25ヵ所が登録。子どもから高齢者までの幅広い世代が、カヌーやSUP、ヨットなどマリンスポーツのほか、環境保全活動や水辺の安全学習など、各地でさまざまな活動を実施している。

海洋クラブの活動実績

2025年度

2024年度

2023年度

2022年度

2021年度

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