2022.02.02 UP 新規海洋クラブ紹介 水産業の未来を担う水産高校が海洋クラブに登録! 函館水産高等学校B&G海洋クラブ(北海道北斗市)

日本財団助成事業

今年度、新たに仲間入りした「函館水産高等学校B&G海洋クラブ」(北海道北斗市)をご紹介します。

マリンスポーツ体験会

マリンスポーツ体験会

函館水産高等学校は、海洋技術科・水産食品科・品質管理流通科・機関工学科と、さらに上級海技士資格取得を目指す専攻科機関科からなっており、航海実習をはじめ、ダイビング、養殖、生産加工、フードデザインなど、さまざまな実習を通して水産業を担う人材を育成しています。

部活動から海洋教育の普及へ

新たに登録した海洋クラブは、同校のボート部が運営母体となっており、観光地として有名な北海道函館市の赤レンガ倉庫にほど近い人工島「緑の島」を拠点に練習を行っています。

顧問の島田教諭は、函館市において地域住民が舟艇を活用して海を体験し、水辺の安全や海洋環境について考える機会が少ない現状を憂い、多くの市民にマリンスポーツを通じて地元の海の魅力を知ってもらいたいと考え、海洋クラブ登録を決意。

新たに配備されるSUPなどの器材を活用し、市民や観光客を対象にマリンスポーツ体験や水辺の安全学習、函館港の清掃活動など実施する計画です。

1954年創部のボート部は、学校から8km離れた函館市の「緑の島」で、日々漕艇練習を行っています。過去には、高校総体・国体の優勝をはじめ、オリンピックや世界ジュニアボート選手権にも出場した選手を輩出している伝統校です。

今後、同校のボート部員が中心となって、市民にSUPやカッターボートを体験する機会を提供することで、生徒たちのキャリア教育と地域貢献活動につなげていきます。

海洋クラブの活動が契機となって、多くの市民がマリンスポーツ体験や函館港周辺の清掃活動に参加することで、地域の活性化につながることを期待しています!

代表者コメント 島田 英憲 教諭

函館水産高校では、昔から緑の島付近の海域を利用していました。ロケーションもよく観光地も近いため、マリンスポーツを行うには、大変有意義な場所となっています。しかしながら、マリンスポーツに関したイベントは少ないことが現状です。そのため、函館におけるマリンスポーツの普及を目指し、様々なことを体験していただきたいです。応援よろしくお願いいたします。

島田 英憲 教諭

 

B&G海洋クラブは全国279ヵ所、子どもから高齢者まで約7,000人の海洋クラブ員が、カヌーやSUP、ヨットなどマリンスポーツのほか、環境保全活動や水辺の安全学習など、各地でさまざまな活動を実施しています。

海洋クラブの活動実績

2023年度

2022年度

2021年度

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