2023.03.22 UP 新規海洋クラブ紹介 横浜中心部から横浜港に流れる「大岡川」を拠点に活動する B&G横浜海洋クラブ(神奈川県横浜市)
今年度、新たにクラブ登録された「横浜海洋クラブ」(神奈川県横浜市)をご紹介します。
黄金町、伊勢佐木町、桜木町、みなとみらい・・・誰もが耳にしたことのあるヨコハマの街を流れる大岡川は、典型的な都市河川で高度経済成長に伴い1960年頃から中・下流域の水質が悪化し人から敬遠される場となってしまいました。しかし、1980年頃から徐々に環境への関心が高まり、水質改善・環境教育・水域整備が進み、現在では都市部の貴重な親水空間・災害時の水運・地域活性化の財産として、市民が注目する場となっています。
この大岡川で地元のSUP愛好者たちが「毎日活動できる環境と利用できる施設を自分たちで作る」ことを目的に、2013年にメンバー制クラブ「横浜SUP倶楽部」を結成し、2018年には京浜急行本線日ノ出町駅近くの高架下を借りてクラブハウスを作りました。
クラブハウスは、舟を下せる「川の駅大岡川桜桟橋」まで15m、日ノ出町駅から徒歩3分、さらに高架下には洒落た飲食店やお店が並ぶ、まさに「毎日活動できる環境と利用できる施設」となりました。
望み通りの活動環境を整えた「横浜SUP倶楽部」は、SUP体験会やSUPの技術講習会・安全講習会・クルーズなど積極的な活動を行うと共に、地域貢献事業として河川の清掃、パラカヌー選手の練習サポートや障害者のカヌー体験会、「SUPで町づくり」をスローガンに横浜市との連携事業に取り組んできました。そしてさらに、県外の千葉県・山梨県・茨城県、JTBやROXYなどの企業との連携事業へと広がり、今回の「横浜海洋クラブ」登録に至りました。
代表者コメント 柿澤 寛(かきざわ ひろし)さん
2013年5月、横浜SUP倶楽部は、SUPを中心にパドルスポーツを楽しむメンバー制クラブとして発足しました。ビジター向けのSUP体験スクールをはじめ、通年で様々なイベントを開催するとともに、発足当初より地元河川の環境美化活動「リバー&リバーサイドクリーン」(SUPや船舶を使用したゴミ拾い)を継続して実施してきました。これら一連の活動を通して、横浜の河川や港湾の海に親しみ、スポーツフィールドとしての可能性や価値を感じる人が年々増えてきていると実感しております。
これまでも大岡川
川の駅運営委員会を筆頭に、地域との連携を深めてきましたが、海洋クラブ登録を契機に、教育機関などとの連携を深め、青少年層に向けたプログラムを充実させ、安全に水上スポーツを楽める施設、街の賑わいや観光にも一層寄与できる団体として発展していきたいと思います。
海洋クラブ登録を機に、今後、「横浜海洋クラブ」は既存事業の拡大に留まらず、近隣の小中学校と連携した青少年向けのSUP体験事業や環境教育、また大岡川でのSUPレースの競技化や、通勤・通学前のSUPを用いた朝活フィットネスの開催等、様々な事業を実施計画しています。
駅から徒歩3分、都市部の「毎日活動できる環境と利用できる施設」を拠点に活動する「横浜海洋クラブ」の活動に注目です。
B&G海洋クラブは全国274ヵ所、子どもから高齢者まで約7,000人の海洋クラブ員が、カヌーやSUP、ヨットなどマリンスポーツのほか、環境保全活動や水辺の安全学習など、各地でさまざまな活動を実施しています。
海洋クラブの活動実績
2023年度
2022年度
2021年度
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