2022.03.07 UP 新規海洋クラブ紹介 瀬田の唐橋を拠点に、水上スポーツのノーマライゼーションを目指す。 KARAHASHI B&G海洋クラブ(滋賀県大津市)
今年度、新たにクラブ登録された「KARAHASHI B&G海洋クラブ」(滋賀県大津市)をご紹介します。
瀬田川
「KARAHASHI B&G海洋クラブ」は、琵琶湖の南端 滋賀県大津市を拠点に活動するNPO法人 琵琶湖ローイングCLUB(通称びわろー、BIWA ROW)を母体としています。
同法人は、2014年 琵琶湖を拠点に、障がい者ボート競技(パラローイング)の活動を通じ、ノーマライゼーション(等生化)の理念を広く社会に発信することを目的に設立されました。
2016年から毎年 湖上スポーツイベント「BIWAKO湖(うみ)フェス」を開催するなど、地域住民を対象とした事業も多数開催し、年間5,000名以上が参加するなど、地域活性化にも寄与しています
そして、2021年4月からクラブ名のとおり、琵琶湖から流れ出る瀬田川に架かる日本三大橋「瀬田の唐橋」に新しい活動拠点の整備が進んでいます。
大橋・小橋2つの橋で構成される「瀬田の唐橋」の中之島にある滋賀県青年会館が、日本財団「なぎさの交番」プロジェクトの助成を受けて「KARAHASHI.DECK」として改修され、2022年の竣工を予定しています。
「KARAHASHI.DECK」は、琵琶湖や瀬田川での様々な水上スポーツのプラットホームとして、JR京都駅から琵琶湖線で15分のJR石山駅から徒歩15分、京阪電車石山坂本線唐橋前駅から徒歩3分というアクセスの良さから、地域住民だけでなく県外からも多くの人が訪れることが期待されています。
新たな拠点を得てさらに地域での水上スポーツの普及を目指す「KARAHASHI B&G海洋クラブ」は、既存イベントを充実させると共に、教育委員会と協働し、学校教育の一環として地域の小中学生対象の「ボート体験会」や近隣学区対象のボート大会「学区対抗レガッタ」の実施を計画しています。
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ボート競技
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カヌー競技
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KARAHASHI.DECK
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青年会館
代表者コメント 小原 隆史 さん
「障害のある方が、真ん中で活躍できる場所を作りたい!」と2014年から琵琶湖・瀬田川を拠点に活動をはじめました。
クラブメンバーは、日々の練習成果を活かして、近隣小学校での出前授業や「BIWAKO湖(うみ)フェス」などのイベントで、子どもたちに漕ぎ方を教えたりボートに乗ったりと、地域の子どもたちと一緒に湖上スポーツを楽しんでいます。
今後は事業拡大のため、瀬田の唐橋に建設計画を進めているKARAHASHI.DECKを中心に、健全な青少年の育成に貢献したいと考えています。
B&G海洋クラブは全国279ヵ所、子どもから高齢者まで約7,000人の海洋クラブ員が、カヌーやSUP、ヨットなどマリンスポーツのほか、環境保全活動や水辺の安全学習など、各地でさまざまな活動を実施しています。
海洋クラブの活動実績
2025年度
2024年度
2023年度
2022年度
2021年度
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