リニューアルオープン 障害者も健常者も共に自然体験できる艇庫へ!加美町中新田B&G海洋センター(宮城県)
2020年7月11日(土)、加美町中新田B&G海洋センター(宮城県)艇庫のリニューアルオープン式典が行われました。
今回の修繕では、パラカヌーを中心としたパラスポーツの普及と障害者と健常者が共に自然体験を楽しめることをコンセプトに、車椅子の方が利用できるシャワー室・多目的トイレ整備などのバリアフリー化のほか、事務室・多目的ホール・キッズスペースを増築。総改修費約8,700万円のうち3,000万円をB&G財団が助成しました。
式典には町執行部、町議会、障害者スポーツ協会、教育関係者らが出席し、調印式やテープカットなどが行われました。
加美町の猪股洋文町長は「老若男女、障害の有無に関わらず多くの方が、多目的に活用できる施設にしたい。また、東北地方のパラカヌーの拠点となるよう努めていきたい」と挨拶。B&G財団の菅原悟志理事長は「この艇庫を多くの地域住民に利用され、地元に愛される施設にしていただくとともに、次世代を担う子供たちのために活用するようお願いしたい」と祝辞を述べました。
式典終了後には、カヌー、SUP、ハンドバイクの体験会が開催され、町内の障害者や児童生徒をはじめ多くの来場者でにぎわいました。
初めてカヌーに乗ったという児童は「初めは揺れて怖かったけどすぐ慣れた。今度は川でやってみたい」。ハンドバイク体験の様子を見ていた障害者自立支援センターのスタッフは「普段使っている車イスとは違った感覚で、非常に楽しんでいるようでした。また是非参加したい」と笑顔で話してくれました。