活動記録 ~ Let's UNIVERSAL PADDLERS!~「B&Gインクルーシブカヌー体験会 2019」
2019年11月16日に加美町にある「やくらいウォーターパーク」にて、一般社団法人日本障害者カヌー協会の協力を得て「B&Gインクルーシブカヌー体験会 2019」が行われました。
このイベントは宮城県内の障がい者を主な対象として、肢体および知的障がい者、介助者の方々を含め、17名が参加。9月に行った B&G「障がい者カヌー」サポートスタッフ養成講習会の実習としても実施したものです。
詳細
日程 | 2019年11月16日(土) 時間:10時~12時 | |
---|---|---|
会場 | やくらいウォーターパーク(宮城県加美郡加美町字味ケ袋薬来原1-333) | |
主催 | 加美町、B&G財団 | |
協力 | 一般社団法人 日本障害者カヌー協会 | |
内容 | 10:00~ | 開始・導入・講師挨拶及び事務連絡等 |
10:10~ | カヌー乗船方法、漕ぎ方説明、水慣れ | |
10:30~ | カヌー体験・人数によりローテーションにて乗船 | |
12:00 | 解散 |
体験会では9月の講習会に引き続き、一般社団法人日本障害者カヌー協会 吉田氏・上岡氏の指導のもと、肢体および知的障がい者の方がカヌー体験をしました。
参加者は、ライフジャケットを着用し、パドルの漕ぎ方のレクチャーを受け、3チームに分かれて順番にカヌーで出艇しました。最初は上手く漕げない参加者も、サポートスタッフが前回の研修で学んだ内容を丁寧に指導。参加者は徐々に漕ぎ方をマスターし、プール内を自由に漕ぐことができるようになりました。
カヌー乗艇時以外ではプール内にて大きな水鉄砲で遊ぶなど終始、楽しそうな雰囲気でした。また、カヌーの船尾をロープで結び、綱引きをして遊びました。参加者からは「体験することで、カヌーの楽しさを利用者の方々も感じてくれたことが一番うれしく思いました。スタッフの方々やサポートして頂いた方々に感謝です。今後もこのような機会を作って頂ければうれしく思います。」などの声があり、障がいがあってもカヌーを楽しむことができることを実感いただきました。
宮城県加美町
障がい者対応もできる指導者の育成、障がい者へ向けたカヌー体験を提供
2019年度からB&G財団と加美町が協働で「次世代型海洋センター艇庫の先進的活用と地方の魅力創生」事業を行っています。加美町は、パラリンピックのパラカヌー種目などに参加するチリ共和国のホストタウンになっており、障がい者スポーツを推進。地元の自然・環境を活用し、健常者に止まらず障がい者へ向けたカヌー体験の提供にも着手し、カヌーの町として地域活性化を図っています。
今年度は本事業のキックオフとなる障がい者カヌーの指導者の育成に取り組んでいます。