2021年度「海ごみゼロフェスティバル」の受賞団体が決定しました!
水辺の清掃活動として通年実施している「海ごみゼロフェスティバル」。その活動場所は、海洋ごみが流れ着く海辺だけでなく、海洋ごみの流出源である街中や河川敷なども対象です。
今年度はコロナ禍で思うような活動ができない中、209ヵ所の海洋センター・クラブで、延べ26,061人の方にご参加いただきました。
その中で、実施回数が一番多かった団体を「たくさん実施したで賞」、ユニークな活動をした団体を「特別賞」として表彰します。
受賞センター・クラブの紹介
「たくさん実施したで賞」
HONKI University B&G海洋クラブ(神奈川県藤沢市)
毎週火曜日の早朝5時30分からビーチクリーンを実施。定期清掃に加えて他団体と連携し、合計114回の清掃活動を実施しました。
3密回避のため、少人数で分散して活動するなど工夫を凝らし、さまざまな場所でクリーン活動を行いました。東京オリンピックで注目されたスケートボードに着目し、川沿いをスケボーで移動しながら行うゴミ拾いや、犬と一緒にごみ拾い、保育園と合同した清掃活動、ハロウィン仮装ごみ拾いなど、「季節のイベント」と「清掃活動」を併せてみんなで参加しやすいように工夫して実施しました。
「特別賞」
龍ケ崎市B&G海洋クラブ(茨城県牛久市)
活動水面の牛久沼で「プラスチックパトロール」と称したSUPを活用した湖面清掃を実施。併せて、SDGsでも問題視されている海洋プラスチックについての環境学習会も行いました。
参加者は海洋クラブ員だけでなく、地元スポーツ少年団、大学生、大学関係者、YouTuber、障がい者、地域住民など多くの人を巻き込みながら、一丸となって清掃活動を実施しました。
SUPを活用することで、陸からは拾うことのできないごみも回収しました。
「特別賞」
南島原市加津佐B&G海洋センター(長崎県南島原市)
市内の前浜海水浴場で定期的に清掃活動を実施。拾った流木や海ごみをつかって、ゲート やテーブルなどを製作しました。作品製作には地域住民の方も参画しています。
子どもたちに「捨てられたごみも再利用することで素敵なアートにもなる」ということ を知ってもらう活動になりました。
できあがった作品は、艇庫の装飾として活用し、利用者の憩いのスペースになっています。今後はこうした装飾をもっと増やしていくとのこと。(この度ホームページを開設したそうです!)
今年度も残り約2ヵ月ですが、海洋ごみ削減に向けてみんなで行動していきましょう!
海ごみゼロフェスティバルは、日本財団、内閣府総合海洋政策本部、国土交通省が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として、国民一人ひとりが海ごみの問題を自分ごと化し、「これ以上海にごみを出さない」という社会全体の意識を高めるために、毎年、全国各地の海洋センター・クラブで実施しています。