北海道函館市の緑の島で「函館水産高等学校B&G海洋クラブ」と総合型地域スポーツクラブ「Bay Walk
Communityはこだて」の共催による、今年2回目となる水上清掃イベントが行われ、同校ボランティア部や地域住民など約40人が参加した。
このイベントは、函館水産高等学校ボート部のクリーンボランティア活動の一環として実施され、水上清掃のほかに地元の小・中学生を対象としたSUPやカヌー、カヤックの試乗会が行われた。
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会場看板
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水上清掃
同校ボート部の練習で使用している水面や護岸のごみを拾うだけでなく、護岸に生えた雑草もきれいに抜き取り、約1時間の清掃活動で30ℓごみ袋×30袋のごみを回収した。
清掃活動後に行われたメガSUP・カヌー・競技用カヤックの試乗会には、地元小中学校の児童生徒や保護者が参加。ボート部員のレクチャーを受けてそれぞれ乗艇し、参加者全員が和気あいあいに楽しんでいた。
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護岸清掃
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護岸清掃
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回収したごみ袋
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試乗会(メガSUP)
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試乗会(カヌー)
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試乗会(競技用カヤック)
ごみを拾うだけでなく、地域住民と楽しみながら海洋ごみ削減に取り組むこのような活動を全国に広げ、海洋ごみ削減に向けた活動に注力していく。
担当者レポート/事業部 海洋センター・クラブ課 廣冨光晟
函館水産高等学校B&G海洋クラブは水上清掃イベントを通して、地域住民と触れ合う機会を作り、市内におけるマリンスポーツの普及と地域活性化を目指している。今回イベントに参加して、マリンスポーツを通じて海の魅力を地域住民に知ってもらいたい、海洋環境について考えてもらう機会を提供したいという、海洋クラブ代表の島田氏の思いを強く感じた。さらに多くの人や団体と連携の輪が広がることを期待したい。
「海ごみゼロフェスティバル」は、日本財団と環境省の共同事業「海ごみゼロウィーク(春・秋)」の期間中、全国の海洋センター・クラブとともに、海洋ごみ問題の周知啓発と海洋ごみの流出を防ぐことを目的として実施する全国一斉の清掃活動。街中や海岸、河川敷のごみ拾いだけでなく、カヌーやSUP等を用いた水上清掃も行っているほか、海ごみに関するワークショップを各地で開催している。B&G財団はなるべく多くの人に参加してもらえるよう、活動費の一部支援を実施している。