11月27日(土)、山梨県南アルプス市白根B&G海洋センターで、海ごみゼロフェスティバルを実施。スイミングスクールに通う子どもたちや保護者など約20人が参加しました。
海ごみゼロフェスティバルは、日本財団、内閣府総合海洋政策本部、国土交通省が推進する「海と日本プロジェクト」の一環として、国民一人ひとりが海ごみの問題を自分ごと化し、「これ以上海にごみを出さない」という社会全体の意識を高めるために、毎年、全国各地の海洋センター・クラブで実施しています。
実施にあたり、デサントジャパン株式会社が運営する水着ブランド「アリーナ(arena)」が取り組むTHANKS TO WATERプロジェクトの協賛を得て、特製のB&Gオリジナルセームタオルを提供いただきました。
参加者は朝8時過ぎに海洋センター玄関に集合。軍手やトングなど清掃グッズを配布後、早速、3グループに分かれて約25分間、海洋センター周辺の清掃活動を行いました。
一見すると、初めセンター周辺はきれいに見えましたが、茂みの中などの目につかない場所にはペットボトルやお菓子の袋が隠れており、短時間での清掃活動でしたが30ℓのごみ袋7つを回収することができました。
ごみ拾い終了後は、海洋センターの多目的ルームで、「ごみマップ」やA2判見開きの大型絵本教材「海ごみのおはなし」(PDF:7MB)を使って海洋ごみに関する学習を行いました。
どうしたらごみを減らすことができるのか、きれいなまちをつくるためにできる事を考え、みんなで地域のごみ問題について考えました。子どもたちから「見えない場所にごみが多かった」という感想や、「ごみはきちんとごみ箱に捨てる」「ごみを見つけたら拾う努力が必要」といった意見が出されました。
海ごみの学習を通じて、海洋ごみが海の生き物に与える影響は子どもたちにとって衝撃だったようで、「将来、魚を食べることができなくなったら嫌だ」と声を上げる子どももいました。その素直な気持ちを忘れずに、日常生活ではごみに対する意識をもって生活して欲しいと思います。
今後も海ごみゼロフェスティバルを通して、全国の海洋センター、海洋クラブと連携しながら海洋ごみ対策に取り組んでいきます。