海ごみゼロフェスティバル「海洋ごみ削減に向けた全国一斉清掃活動」を開催(香川県小豆島町)
2023.06.20 UP

CHANGE FOR THE BLUE 海の未来を変える挑戦

B&G財団は2019年度から、日本財団が進める海と日本プロジェクト「CHANGE FOR THE BLUE」に賛同し、全国のB&G海洋センター・クラブと共に「海ごみゼロフェスティバル」を実施しています。同事業は、国民一人一人が海ごみの問題を自分事化し、「これ以上海にごみを出さない」という社会全体の意識を高めるために行っている清掃活動です。町中のごみ拾いだけでなく、ワークショップやSUP等を用いた水上清掃も行っています。
 B&G財団は、なるべく多くの人に参加してもらえるよう、この活動の一部を支援しています。

香川県小豆島町ふるさと村海岸で、6月4日にB&G池田海洋クラブとB&G財団の共催で「海ごみゼロフェスティバル」を開催しました。当日は町内外の住民をはじめ、B&G池田海洋クラブ、B&G三木町海洋クラブ、香川県B&G連絡協議会や、他連携団体から約150人が参加し、海岸やその周辺の清掃を行ったほか、80艇ほどのSUPやカヌーでツーリングをしながら、海上や入り江、離島のゴミ拾いを行いました。

  • 小豆島町 教育委員会 坂東教育長

    小豆島町 教育委員会 坂東教育長

  • 庄戸海上保安署職員による安全教室

    庄戸海上保安署職員による安全教室

開会の挨拶で、小豆島町 坂東教育長は「海上での清掃を通して町内の美化運動や、SDGsの取り組みにつなげて欲しい」と激励の言葉を述べました。
 続いて、庄戸海上保安署の職員より、海の安全教育として、非常時の対応や、海の危険生物に対する注意事項、海ごみの発生の仕組みなどを参加者に説明しました。

  • 海上清掃へ向かう様子

    海上清掃へ向かう様子

  • BIGSUPにて海洋ごみを集める参加者たち

    BIGSUPにて海洋ごみを集める参加者たち

その後、参加者はSUPやカヌーに乗り、北と南に分かれて海上のごみを拾いながら進み、入り江や弁天島に上陸し、島内の清掃を行いました。また海上のごみを拾うだけでなく、水面を漂うくらげ等を観察し、海洋生物に関する知識も学びました。1時間半ほどの清掃を行った後、回収した30㍑のごみ袋35袋分のごみを参加者同士で話し合いながら分別作業を行いました。

  • 清掃活動の様子

    清掃活動の様子

  • 集めたごみを分別する子供たち

    集めたごみを分別する子供たち

今回のイベントは、参加者が楽しみながら海洋ごみを回収し、海の環境問題について学ぶ場となりました。こうした楽しみながら行う清掃活動を全国に波及させ、海洋ごみ問題の周知・啓発に努めていきます。

最後はみんなでドローン撮影!

最後はみんなでドローン撮影!

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