B&G財団は2019年度から、日本財団が進める海と日本プロジェクト「CHANGE FOR THE
BLUE」に賛同し、全国のB&G海洋センター・クラブと共に「海ごみゼロフェスティバル」を実施しています。同事業は、国民一人一人が海ごみの問題を自分事化し、「これ以上海にごみを出さない」という社会全体の意識を高めるために行っている清掃活動です。町中のごみ拾いだけでなく、ワークショップやSUP等を用いた水上清掃も行っています。
B&G財団は、なるべく多くの人に参加してもらえるよう、この活動の一部を支援しています。
香川県小豆島町ふるさと村海岸で、6月4日にB&G池田海洋クラブとB&G財団の共催で「海ごみゼロフェスティバル」を開催しました。当日は町内外の住民をはじめ、B&G池田海洋クラブ、B&G三木町海洋クラブ、香川県B&G連絡協議会や、他連携団体から約150人が参加し、海岸やその周辺の清掃を行ったほか、80艇ほどのSUPやカヌーでツーリングをしながら、海上や入り江、離島のゴミ拾いを行いました。
-
小豆島町 教育委員会 坂東教育長
-
庄戸海上保安署職員による安全教室
開会の挨拶で、小豆島町 坂東教育長は「海上での清掃を通して町内の美化運動や、SDGsの取り組みにつなげて欲しい」と激励の言葉を述べました。
続いて、庄戸海上保安署の職員より、海の安全教育として、非常時の対応や、海の危険生物に対する注意事項、海ごみの発生の仕組みなどを参加者に説明しました。
-
海上清掃へ向かう様子
-
BIGSUPにて海洋ごみを集める参加者たち
その後、参加者はSUPやカヌーに乗り、北と南に分かれて海上のごみを拾いながら進み、入り江や弁天島に上陸し、島内の清掃を行いました。また海上のごみを拾うだけでなく、水面を漂うくらげ等を観察し、海洋生物に関する知識も学びました。1時間半ほどの清掃を行った後、回収した30㍑のごみ袋35袋分のごみを参加者同士で話し合いながら分別作業を行いました。
-
清掃活動の様子
-
集めたごみを分別する子供たち
今回のイベントは、参加者が楽しみながら海洋ごみを回収し、海の環境問題について学ぶ場となりました。こうした楽しみながら行う清掃活動を全国に波及させ、海洋ごみ問題の周知・啓発に努めていきます。
最後はみんなでドローン撮影!