前回、今年度の「海ごみゼロフェスティバル」の集計結果とユニークなワークショップについて紹介しました。
今回参加された、のべ470箇所の中から、特に海洋ごみ削減に寄与していただいた栄えある表彰先4団体を発表します!
通常清掃の部
小豆島町内海海洋センター(香川県)
この賞は、期間中に地域住民など、多くの人と一緒に活動した団体に贈られるものです。小豆島町内海海洋センターは、参加人数合計が、1,275人と参加団体の中で最も多く、昨年に続いて2年連続の表彰となりました。
担当者へインタビュー:小豆島町教育委員会の酒井様
2年連続の受賞はまず驚きました。小豆島町は「世界の持続可能な観光地100選」に選出されるなど、住民の方もこの美しい島を守るために精力的に活動されているのが背景にあります。今後も活動を続け、次世代のリーダーを育成することが私の役割だと感じております。
水上清掃の部
B&G兵庫ジュニア海洋クラブ(兵庫県)
この賞は、期間中に水上に出た舟艇数がもっとも多かった団体に贈られるものです。兵庫ジュニア海洋クラブは合計5回舟艇数計149艇(OPヨット)という最多舟艇で清掃活動を実施されました。
受賞の連絡を受けて:海洋クラブ代表の久保田様
今回の受賞は全く予想していなかったので、お電話を頂いたときは驚き、とても嬉しかったです。今後も海上清掃を続けていきたいと思います。
ワークショップの部
B&Gみえ海洋クラブ(三重県)
この賞は、学習効果が高くユニークなワークショップを実施した団体に贈られるものです。
みえ海洋クラブは、期間中合計8回の多様なワークショップを実施しました。
昨年度B&G海洋クラブとして登録したばかりの新しい仲間から受賞決定~!
担当者へインタビュー:海洋クラブ代表の坂本様
賞をいただけるとは想像もしておらず、メンバー一同、思いがけないことで、大変喜んでいます。海を楽しむ自然体験プログラムを軸に展開していますが、自分たちの海として、自分ごととして、その海を綺麗にしていこう、という点で、海洋ゴミ0フェスティバルはそのきっかけとなる大変素晴らしい企画だと思います。今後も皆さんと一緒に継続して取り組んでいければと思います。
学習効果の高い多種多様なワークショップをご紹介
特別賞
B&G 海の森・山の森海洋クラブ(神奈川県)
この賞は、海洋ごみ問題に対し、特に顕著な活動をした団体に贈られるものです。
海の森・山の森海洋クラブでは通常清掃の部において、強化期間中に計7日間で886人の参加があったとともに、年間を通じてEボートやSUPを用いた水上清掃を行ったほか、清掃活動以外にも環境写真展の開催や小学校へのマイクロプラスチック問題に関する出前授業を行うなど、様々な団体と協働しながら多種多様なアプローチで海洋ごみの削減に寄与したことから、特別賞に選出されました。
受賞の連絡を受けて:海洋クラブ代表の豊田様
日頃の活動をトータル的に評価いただき、受賞に繋がったのは大変嬉しいですし、一緒に活動してくれている仲間たちと分かち合いたいです。
この海ごみゼロフェスティバルは、日本財団と環境省による“これ以上海にごみを出さない”という社会全体の意識を高めることを目的とした海と日本プロジェクト、「CHANGE FOR THE BLUE(チェンジ・フォー・ザ・ブルー)」において推進されている海ゴミ対策プロジェクトにB&G財団が賛同し、全国のB&G海洋センター・海洋クラブと共に海洋ゴミ削減に向けて取り組んでいる全国一斉清掃活動です。