【海ごみゼロフェスティバル】
海ごみゼロウィーク「オンラインワークショップ」(春の部2回目)を開催

2024.07.24 UP

CHANGE FOR THE BLUE 海の未来を変える挑戦

    6月1日に続き、今年度新たに海ごみゼロウィークにあわせて開催した「オンラインワークショップ」(春の部2回目)を実施。未来にきれいな海を残すために、今、自分には何ができるだろうか。東京大学大気海洋研究所の道田 豊教授に協力いただき、①北海道鷹栖町、②北海道大空町、③岡山県井原市、④鹿児島県長島町、⑤鹿児島県霧島市、⑥沖縄県名護市、⑦静岡県磐田市の7海洋センター・クラブをオンラインでつなぎ、「海ごみ」について一緒に考えた。
    今回は、静岡県磐田市竜洋海洋センターをメイン会場とし、6つの海洋センター・クラブにライブ配信するハイブリット形式で開催した。

    春の部の参加団体は1・2回目を合わせて12カ所。事前の清掃で回収したごみについて、①回収した場所、②特徴的なごみ、③回収したごみの量などをセンター・クラブ毎に発表。発表後は、道田教授が回収した海洋ごみの地域性について解説した。
    鹿児島県の天城町と与論町では、東シナ海を漂流してきた外国語ラベルのペットボトルや空き缶などを回収した。与論町で回収したごみの中には「軽石」があり、海底火山の噴火で島に漂着したものだと道田教授は説明。沖縄県名護市で回収したごみの中には、観光客が捨てたと思われるバーベキューセットまであった。

    回収したごみの地域性を知ることで、参加者の海洋ごみへの理解や関心を深め、一過性の清掃活動で終わることなく、海洋ごみ削減に向けて、一人ひとりができる取り組みを考え、実践することで、各自の行動変容につなげることが今回のワークショップのねらいだ。
    今後も全国の海洋センター、海洋クラブと一緒に水辺の清掃活動を通じて、海洋ごみ問題の解決に向けた継続的な取り組みを進めていきたい。

海ごみゼロフェスティバルは、日本財団と環境省の共同事業「海ごみゼロウィーク(春・秋)」の期間中、全国の海洋センター・クラブとともに、海洋ごみ問題の周知啓発と海洋ごみの流出を防ぐことを目的として実施する全国一斉の清掃活動。

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