
今回の特集は、「開拓者」をテーマに
1.砺波平野を水田開拓、東大寺大仏造立を支えた 利波臣志留志(富山県砺波市)
2.開拓民に種もみを配り北海道に寒地稲作を広めた 中山久蔵(北海道北広島市)
3.家臣を率いて北海道の開拓民となったお殿様 伊達邦成(宮城県亘理町)
4.大阪の住民を率いて鹿児島を開拓 出原次左衛門(鹿児島県大崎町)
の4作品をご紹介します。
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砺波平野を水田開拓、伊賀の守となった 利波臣志留志 となみのおみしるし
富山県砺波市マンガ家:前田徹利波臣志留志(となみのおみしるし)は、奈良時代の越中国(現富山県)の地方豪族で、「墾田永年私財法」に合わせ、砺波平野の東側(現砺波市庄東地区)を広大な水田に開拓しました。天平19年(747年)聖武天皇が、奈良東大寺大仏を造立する際、志留志は米3,000石を寄進して大仏造立の支えとなり、朝廷から外従五位下に叙せられました。後に、従五位上・越中員外介、伊賀守へと無位から異例の立身出世を果たしました。
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北海道に寒地稲作を広めた 中山久蔵 なかやま きゅうぞう
北海道北広島市マンガ家:原作 ミカミイズミ、作画 堀内さくら中山久蔵(なかやま きゅうぞう)は、江戸後期文政11年(1828年)河内国春日村(現大阪府太子町)に生まれ、明治4年(1871年)北海道開拓を志し札幌郡月寒村島松(現北広島市島松)に入植。明治6年(1873年)道南より北では初となる寒冷地米「赤毛」の栽培に成功。開拓移民に種もみを無償で配布し、北海道「寒地稲作の祖」として知られています。赤毛は、ゆめぴりかなどの道内寒冷地米の源流となっています。
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北海道の開拓民となったお殿様 伊達邦成 だて くにしげ
宮城県亘理町マンガ家:マンガ 学校法人菅原学園 専門学校デジタルアーツ仙台、監修 亘理伊達家文書調査研究会伊達邦成(だて くにしげ)は、幕末天保12年(1841年)に生まれた仙台藩亘理伊達氏の領主で、戊辰戦争敗戦により領地を失い、明治3年(1870年)から全9回計約2,800人の家臣団を率いて北海道胆振国有珠郡(現伊達市)に入植しました。開拓地の耕作に馬を使う等農業の効率化を図り、仙台の工芸品生産技術や藍染め等の新しい産業を持ち込むなど、亘理伊達家の取り組みは、北海道開拓の優れた見本となりました。
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- # カッコイイ(40)
- # 感動(33)
- # 熱血(61)
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- # 学校法人菅原学園 専門学校デジタルアーツ仙台(1)
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大阪の住民を率いて鹿児島を開拓 出原次左衛門 いずはら じざえもん
鹿児島県大崎町マンガ家:あさごはん出原次左衛門(いずはら じざえもん)は、江戸前期5代将軍綱吉の頃摂津国(現大阪府北部と兵庫県南部)の郡奉行を務めていましたが、大阪を本拠とした豊臣家を慕い徳川幕府に不満を持つ住民が多くいたため、豊臣家と関係が深い薩摩藩主島津家を頼り、元禄元年(1686年)から4回にわたり摂津・河内・和泉の住民128名を率いて薩摩国荒佐野(現鹿児島県大崎町野方)へ移住し、荒地を開拓し大崎地区の礎となりました。
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