特集「春、旅立ちの季節」

HPリニューアル最初の特集は、「春、旅立ちの季節」として、
1.女満別空港のルーツを村人と築いたパイロット根岸錦蔵(北海道大空町)
2.洋式帆船を建造しメキシコ・スペインに旅立った支倉常長(宮城県川崎町)
3.「蝶々夫人」で、オペラ歌手として世界に羽ばたいた三浦環(静岡県袋井市)
4.日本の登山黎明期、単独行で次々と登攀記録を立てた加藤文太郎(兵庫県新温泉町)
の4作品をご紹介します。
  1. 根岸錦蔵(ねぎし きんぞう)

    女満別空港はじまりのパイロット 根岸錦蔵 ねぎし きんぞう

    北海道大空町
    マンガ家:岩原裕二
    1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星
    4.50
    読み込み中...

    根岸錦蔵さん(ねぎし きんぞう)は、明治35年(1902年)東京府(現東京都)に生まれ、日本航空界創成期に活躍したパイロットです。
    昭和10年冷害に苦しむ北海道女満別村(現大空町)に、村民1,300人の協力を得て、気象観測の基礎となる流氷観測用の滑走路を完成させ、現在の「女満別空港」に続く飛行場を開きました。
    流氷観測で得られたデータは、北海道の天気予知に役立ち、農業漁業の発展を支えました。

  2. 支倉常長(はせくら つねなが)

    400年前、ローマ教皇に謁見 支倉常長 はせくら つねなが

    宮城県川崎町
    マンガ家:マンガ 「Haruka.」、監修 佐々木徹、シナリオ 粟野繁
    1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星
    5.00
    読み込み中...

    支倉常長(はせくら つねなが)は、安土桃山時代元亀元年(1570年)出羽国立石村(現山形県米沢市)の支倉家に生まれ、8歳頃陸奥国支倉村(現宮城県川崎町)の支倉本家の養子となり、伊達政宗に仕えました。江戸時代前期慶長18年(1613年)政宗の命を受け、仙台藩が建造した西洋式帆船で太平洋を渡りメキシコ、さらに大西洋を渡りスペインに航海し、スペイン国王やローマ法王に謁見し貿易協定締結を目指しました。

  3. 三浦環、三浦政太郎(みうら たまき、みうら せいたろう)

    世界的オペラ歌手と医学者 三浦環、三浦政太郎 みうら たまき、みうら せいたろう

    静岡県袋井市
    マンガ家:原作 まるおけいこ、マンガ 野口芽衣・伊咲ウタ、監修 田辺久之
    1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星
    5.00
    読み込み中...

    三浦環(みうら たまき)は、明治17年(1884年)東京府(現東京都)に生まれ、大正4年(1915年)アメリカで演じた「蝶々夫人」で、世界的なオペラ歌手となりました。
    三浦政太郎(みうら せいたろう)は、明治12年(1879年)静岡県に生まれ、東京帝国大学医科を首席で卒業、大正2年(1913年)環と結婚し欧米で医学を研究、壊血病に効果のあるビタミンCが緑茶に多く含まれていることを発見しました。

  4. 加藤文太郎(かとう ぶんたろう)

    孤高の登山家 加藤文太郎 かとう ぶんたろう

    兵庫県新温泉町
    マンガ家:中澤大作
    1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星
    3.67
    読み込み中...

    加藤文太郎(かとう ぶんたろう)は、明治38年(1905年)兵庫県美方郡浜坂町(現新温泉町)に生まれ、神戸市の三菱内燃機製作所に入社。仕事をしながら学校に通い、1932年技術者の最高位“技師”に昇進しました。入社当時から神戸の外国人の影響で流行し始めた登山に熱中し、パーティー登山が常識の時代、単独行で次々と登攀記録を立て「単独行の文太郎」と呼ばれ、新田次郎の小説「孤高の人」のモデルとなりました。