2025.08.22 UP B&G フレンドシップ PROJECT 2024 「B&G夏の思い出PROJECT for 穴水」を開催
能登半島地震により、石川県穴水町では海に入れない状況が続くなか、海を体験できない子どもたちに海あそびの機会を提供することを目的に、マリンスポーツをはじめ、隣県での宿泊体験や子ども同士の交流事業を実施し、夏休みの思い出づくりを支援するため、穴水町在住の小中学生31人を対象に開催した。
なお、10日(日)に予定していた富山県氷見市での海あそび・マリンスポーツ体験は雨天のため中止となり、大恐竜展の見学に変更して実施した。
実施日 | 2025年8月9日(土)・10日(日) 1泊2日 |
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場所 | 富山県南砺市・氷見市 |
参加者 | 石川県穴水町在住 小学4年生~中学3年生 |
参加人数 | 31人 |
実施内容 | プールレクリエーション、南砺市夏祭り「夜高踊り(ユカタデダンス)」、大恐竜博展見学ほか |
出発式及び歓迎式
参加者は穴水町役場に集合し、午前8時から役場3階で出発式が行われた。
吉村町長は「今回の2日間の体験や交流を存分に楽しみ、この夏の良い思い出にしてほしい」と激励した。
その後、参加者31人は期待に胸を膨らませ、バスで富山県南砺市へ移動。到着後、B&G財団常務理事の岩井が「多くの方々のご協力により、さまざまなレクリエーションや南砺市の子どもたちとの交流を用意した。皆さんには思い切り楽しんでいただきたい」と歓迎の挨拶を行った。
続いて、南砺市の松本教育長は「海やプールでのレクリエーション、そして夜高踊りなどを通じて、地元の子どもたちと交流し、心を一つに楽しんでほしい」と挨拶した。
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穴水町 吉村町長
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B&G財団 岩井常務理事
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南砺市 松本教育長
プールレクリエーションで交流
歓迎式典後、夕方から参加する夏祭りに向けて、南砺市の伝統的な踊りである夜高踊りの練習を行った。
午後からは、南砺市福野B&G海洋センタープールで、南砺市の子どもたちも交えたプールレクリエーションを実施。海洋センター指導員のもと、さまざまなレクリエーションにチャレンジした。水上トランポリンや滑り台、ウォーターローラー、SUPなども楽しみ、「南砺の子どもたちと一緒に遊べて楽しかった!」「初めて会ったけど、すぐに仲良くなれた」といった声も聞かれた。
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夜高踊りの練習
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ライフジャケットリレー
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SUP体験
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水上滑り台
夜高踊りで夏の賑わいを体験
夕方、南砺市青年部に浴衣を着せてもらった子どもたちは、華やかな装いで夏祭りに参加。練習の成果を発揮し、地元の皆さんと一緒に輪踊りや抽選会、花火など、夏ならではの催しを存分に楽しんだ。「輪踊りは少し難しかったけれど楽しかった」「花火がきれいで感動した」といった声も聞かれ、笑顔あふれる時間となった。
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浴衣の着付けを受ける子どもたち
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ユカタデダンス(夜高踊り)の様子
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練習成果を発揮して夜高踊りを楽しんだ
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夜空いっぱいに広がる花火
氷見大恐竜博を見学
2日目は、雨天のためプログラムを変更。氷見ロータリークラブに招待いただき、氷見市芸術文化館で開催されている大恐竜博を見学した。恐竜が目の前に現れる3Dシアターや錯覚ワールドのアトラクション、珍しい化石やレプリカの展示を通して、恐竜の歴史や地球環境について楽しく学んだ。
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パネルで恐竜の誕生から絶滅までを学ぶ
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実物大の恐竜模型を見学
みんなでスイカ割り
恐竜博を見学した後、氷見市小境海岸でスイカ割りを行った。子どもたちは目隠しをして棒を持ち、周りの声を頼りに一歩ずつスイカに見立てたボールに近づく。見事命中した瞬間には、拍手と歓声が響き渡った。
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目隠しで慎重にボールを狙う子どもたち
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周りの声を頼りに一歩ずつ前進
2日間にわたる「B&G夏の思い出PROJECT for 穴水」で、子どもたちは南砺市・氷見市でのプール遊びや地域行事、恐竜博見学、スイカ割りなどを楽しんだ。初めて会った子ども同士もすぐに打ち解け、笑顔あふれる交流の輪が広がり、夏の思い出として心に残る時間となった。