2024.07.17 UP B&G フレンドシップ PROJECT 2024 「がんばろう能登半島!B&Gプレイパーク in 穴水」を開催
能登半島地震復興支援事業「B&GフレンドシップPROJECT2024」の一環として、7月6日、7日の2日間、「がんばろう能登半島!B&Gプレイパーク in
穴水」を開催した。(文部科学省補助事業)
石川県穴水町在住の0歳から12歳の子どもと保護者を対象に、穴水町立穴水中学校の第二体育館とグラウンドで、昔遊びから最新遊具まで様々な遊びに触れられる各種プログラムを提供し、2日間で230人を越える来場者が訪れた。
開会式
初日の開会式では当財団常務理事の岩井正人が主催者を代表し、被災者に対するお見舞いを述べた後、「多くの方々のご支援・ご協力により本イベントが実施できることを嬉しく思う。子どもたちの遊び場も少なくなっているとお聞きした。たくさんのプログラムを用意しているので、ご家族で思いっきり楽しんで、夏の思い出を作って欲しい」とあいさつ。
続いて穴水町の吉村光輝町長は、「インフラ復旧を急いでいるが、公共施設や遊び場がまだ活用できない状況にある中で、このようなご支援をいただき関係者の皆さんに本当に感謝したい。2日間、ぜひ楽しいひと時を過ごしてください」と参加者に呼びかけた。
遊び場の運営や世界の遊具を取り扱う「ボーネルンド」が全面協力
本イベントの趣旨に賛同いただいた、 株式会社ボーネルンドの全面協力も得て、4トントラックいっぱいの遊具・玩具を穴水町に運び込み、各種プレイゾーンを展開。体育館では、ダイナミックな跳躍が楽しめる大型トランポリン「エアトラック」や、360度回転ができる「サイバーホイール」のほか、0歳児から楽しめる世界の遊具・玩具が用意され、さらに同社の「プレイリーダー」が遊びを盛り上げ、会場は子どもたちの笑い声に包まれた。
びしょ濡れで駆け回る子どもたち
グラウンドでは、ボーネルンド提供の「アクアプレイ」(水路を造り遊ぶ玩具)や「ウィンザー」(いろいろな形の乗り物)のほか、水鉄砲バトルを実施。岐阜県・長野県・福井県・富山県から応援に駆け付けたB&G指導員が、子どもたちと一緒にびしょ濡れになってグラウンドを走り回った。
ニュースポーツ体験では、モルック、ディスクゴルフを用意。子どもたちは次から次に種目を変えながら、目一杯体を動かした。
昔遊び「けん玉」ワークショップ
石川県在住のけん玉プレイヤーであるコースケ氏とUTA氏による「けん玉デモンストレーション&ワークショップ」も開催。「けん玉の輪プロジェクト」として、コースケ氏が能登半島支援のために全国から集めた「支援のけん玉」が穴水町の子どもたちにプレゼントされた。次々と繰り出される両氏のスゴ技に歓声が上がり、子どもたちも見よう見まねでスゴ技に挑戦。失敗を繰り返しながらも終始笑顔だった。
全国のB&G関係者からの支援物資「B&Gエイドブース」
熱中症対策の一環として、全国のB&G関係者から寄せられた各地の特産品や銘菓、ジュースなどを無料提供。汗を流し走り回った子どもたちは、北海道の夕張メロンゼリーや徳島のすだちジュースなどで水分補給を行った。未だ地元スーパー等では生鮮食品の品薄状態が続く中で、初めて食べたプラムの美味しさに感動する子どもたちや桃太郎トマトや淡路島玉ねぎなどに「助かるわ〜」と笑顔を見せる保護者も多かった。
<集まった支援物資一覧>
No | 道府県名 | B&G海洋センター名 | 提供物資 |
---|---|---|---|
1 | 北海道 | 砂川市 | 夕張メロンプチゼリー |
2 | 青森県 | 南部町名川 | プラム |
3 | 岩手県 | 普代村 | 普代銘菓かりんとう |
4 | 岩手県 | 山田町 | 熱中症対策飲料水 |
5 | 群馬県 | 明和町 | 梨の雫めいわ(ジュース) |
6 | 新潟県 | 阿賀野市安田 | 新潟限定サラダホープ |
7 | 愛知県 | 新城市作手 | 桃太郎トマト |
8 | 兵庫県 | 南あわじ市南淡 | 淡路手延べ素麺 |
9 | 兵庫県 | 南あわじ市南淡 | 淡路島玉ねぎ |
10 | 岡山県 | 矢掛町 | ぼっか堂せんべい |
11 | 徳島県 | 徳島市 | すだちジュース |
12 | 熊本県 | 南阿蘇村白水 | 南阿蘇銘菓1592(ひごくに) |
13 | 熊本県 | 湯前町 | もぞか饅頭等湯前銘菓各種 |
14 | 鹿児島県 | 長島町 | 赤土馬鈴薯(じゃがいも) |
<子どもの感想>
・今日が今年1番楽しくて、いろいろな遊びができてうれしかった。
・こんなに楽しいとは思わなかった。明日も絶対来る!
・一緒に遊んでくれたお兄さんお姉さんありがとう。また来てね。
<保護者の感想>
・町内の公園が仮設住宅になったり、公園自体も被災したりで外遊びの機会が以前より減っていました。今回このような機会をいただき、普段遊んだ事のない遊具が沢山あって子どももとても楽しんでおり、大変ありがたく思っています。親子共々夏の良い思い出となりました。全国から駆けつけてくださった運営スタッフの皆さん、また支援物資をお寄せくださった全国の支援者の皆さま、本当にありがとうございました。
・スタッフの方が子どもと一緒になって思いっきり遊んでくれたので、楽しめました!皆さんの温かいご支援でたいへん元気が出ました!心より感謝いたします。
今回穴水町の支援事業の実施にあたっては、株式会社ボーネルンドのほか、応援に駆けつけてくれた岐阜県・長野県・富山県・福井県のB&G指導員、支援物資を送ってくれたB&G関係者、けん玉プレイヤーやキッチンカーなど大勢の関係者のご協力のもと実現することができた。
今後も全国の海洋センター所在自治体や企業、一般の方などから寄せられた寄付金を被災地のために有効活用し、被災地の一日も早い復興を支援していく。