2024.04.10 UP B&G フレンドシップ PROJECT 2024 がんばろう 能登半島! B&Gわくわく水上運動会for志賀町を開催

遊び場を失った子どもたちのために

能登半島地震から3ヵ月以上経過した現在も、ガラスの破片が散乱した広場、地面が陥没した公園、体育施設は避難所という状況が続いており、遊び場を失った子どものストレスを心配する保護者は多い。
B&G財団は、こうした状況下の子どもと保護者を応援するため、被災地である石川県志賀町の小学生を対象に「がんばろう 能登半島!B&Gわくわく水上運動会for志賀町」を開催。志賀小学校・富来小学校に通う小学1年生~6年生43人が、会場となった石川県白山市鶴来B&G海洋センターに集まった。

集合写真

この事業はB&G財団が実施する被災地支援事業「B&G フレンドシップ PROJECT 2024」 の一環として、海洋センター所在自治体や企業、一般の方などから寄せられた寄付金を活用して実施しています。

出発式

参加者は朝8時に志賀町柴木公園に集合。志賀町の間嶋教育長は「今日は一日、思いきり楽しんで、リフレッシュして新学期を迎えてほしいと思います。元気に行ってらっしゃい」と笑顔で子どもたちを見送った。

水上運動会・マリンスポーツ体験

白山市鶴来B&G海洋センターに到着後、参加者は着替えを済ませプールサイドに整列。開会にあたり、B&G財団常務理事朝日田智昭は「今日1日、全力で楽しんでください。みんなが楽しくなれば周りにいる人たちも地域も元気になる」とあいさつ。続いて、白山市 田村敏和市長は「現在、白山市に避難している方も多くいますが、皆さん復興に向けて頑張っている。そうした方々を今後もしっかり応援していきます。今日は1日、思いっきり楽しんでください」と歓迎のあいさつを述べた。

  • 朝日田常務理事

    朝日田常務理事

  • 田村市長

    田村市長

その後、子どもたちは二班に分かれ、プールで鬼ごっこ・玉入れ・ウォーターローラー・トランポリン・SUPなど、様々なレクリエーションにチャレンジした。

  • 水上玉入れ

    水上玉入れ

  • ウォーターローラー

    ウォーターローラー

  • 水上トランポリン

    水上トランポリン

  • SUP

    SUP

レクリエーション

昼食後、参加者は白山郷公園体育館に移動し、じゃんけん列車・ボッチャ・フレスコボール・ジャンボかるたなど、室内レクリエーションで楽しく体を動かした。帰りのバスに乗る際、白山市鶴来海洋センターの指定管理者である株式会社エイムから記念写真とお菓子詰め合わせのプレゼントがあった。

  • じゃんけん列車

    じゃんけん列車

  • フレスコボール

    フレスコボール

  • ジャンボかるた

    ジャンボかるた"

  • 記念写真のプレゼント

    記念写真のプレゼント

参加者の声

・久しぶりに思いきり体を動かすことができて楽しかった!
   ・初めて体験するレクリエーションがたくさんあって、とても面白かった。
   ・今まで富来海洋センターの水泳教室に通っていた。震災後はじめてプールに入ることができてすごく嬉しかった。

保護者の声

・水泳教室が再開されず、子どもは楽しみがなく残念がっていました。久しぶりに水の中で楽しめて、大満足で帰ってきました。ますます、水泳教室の再開を待ちわびています。現地までの送迎から、お食事におやつ…、何から何まで手厚くして頂けたのも、温かいご支援があったからこそ、本当に感謝です。
 ・震災後、全国から支援物資をたくさん頂き有り難かったです。でも、子どもたちの心を満たすことができるのは、遊びやレクリエーションを通じた交流や体験だと思いました。我が子もびっくりするほど元気に溢れて帰ってきました。本当にありがとうございました。

 今回志賀町の支援事業を実施するにあたっては、会場提供をいただいた白山市鶴来B&G海洋センター、指定管理者である株式会社エイムをはじめ、富山県・福井県のB&G指導員の協力のもと実現することができた。
 今後も全国の海洋センター所在自治体や企業、一般の方などから寄せられた寄付金を被災地のために有効活用し、被災地の一日も早い復興を支援していく。

被災地支援の様子(関連ページ)

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