2024.11.29 UP B&G フレンドシップ PROJECT 2024 がんばろう能登半島!「B&Gプールdeマリンスポーツ体験会」開催
この夏味わえなかった水辺の体験活動の機会を提供!
マリンスポーツ等を体験する機会が限られる、石川県内の児童養護施設の子どもたちを対象に、11月4日、体験格差解消事業の一環として、「B&Gプールdeマリンスポーツ体験会(文部科学省補助事業)」を実施し、会場の高岡市福岡B&G海洋センター(富山県)に5施設から、子どもと引率者など41名が集まった。
本事業は、体験格差解消事業の趣旨にご賛同いただいた大成建設株式会社の寄付金と、能登半島地震被災地で困難を抱える障がい児等の心のケアと運動不足解消のためにYahoo!ネット募金を通じて寄せられた寄付金を活用し、被災後、水に親しむ活動ができていなかった穴水町の施設に通う小学生から高校生までの子どもたちが参加した。
開会式にあたり、高岡市教育委員会 生涯学習・スポーツ課の澤田課長は、「頑張っている皆さんを応援するための海レクとアリーナ運動の機会を提供させていただいた」と、イベント経緯を説明し、「日頃会えない人同士、交流を深め思いっきり楽しんで欲しい」と挨拶をした。
楽しみにしていた体験会に笑顔満開!
参加した子どもたちの多くがマリンスポーツは初体験。もちろん、ライフジャケットを見るのも初めての子どもたちばかりで、まず初めに「水辺の安全教室」や「ライフジャケットの着用方法・浮遊体験」を行い、落水時の対処法などをしっかりと学んだうえで、SUPや滑り台、ウォーターロールなど多様な水上レクリエーションを楽しんだ。
初めはSUPに乗るのを怖がっていた子たちも、メガSUPに座って乗艇し落ちないことが分かると、パドルを握って漕いだり、座った状態から立ってみたりとチャレンジする姿が見られた。
小プールでは、水遊びエリアとして水鉄砲や玉入れなどのアクティビティを用意し、スタッフと共に大はしゃぎで、楽しそうな声が響いており、初対面の子どもたちもすぐに打ち解けて楽しんでいた。
昼食休憩中、元気いっぱいの子どもたちは早く遊びたくてうずうず。少しでも長く休憩したい大人とは対照的に、体育館に用意していたニュースポーツの道具で一足先に身体を動かし、レクリエーションが始まるころには準備運動はバッチリ!
体育館全体を使ったしっぽ取りとじゃんけん列車は、何度やっても楽しくてやめられない様子だった。
【バッゴー】
約15cm角のビーンバッグを、傾斜したボードに向かってアンダースローで投げ、得点を競うゲーム。台上にバッグが乗れば1点、ホールに入れば3点となる。
【シャフルボード】
細長いコートの上でディスク(円盤)を押し出し、「ダイアグラム」と呼ばれる得点盤上に到達させてその得点を競う。
【モルック】
プレイヤーはモルックという棒を投げ、木製のピン(スキットル)を倒す。そして、倒れたスキットルの数に応じて、得点が加算されるというルールだ。勝利条件は少し難しく、先にぴったり50点を獲得しなければならない。
児童代表挨拶
今日はSUPやニュースポーツをして、思う存分に運動ができてとても楽しかったです。お弁当も美味しかったです。
今日は1日素敵な経験をさせて頂きありがとうございました。
《参加した子どもたちの感想》
・水中レクリエーションは、「ライフジャケットの大切さや溺れたときの対処法」などを学ぶことができたので良かったです。
・地震の影響で施設の体育館が一部壊れていて、運動場も修理の為使えなかったりと、なかなか体を動かすことが出来なくて、最近退屈に感じていましたが、今回の体験で思う存分身体を動かすことが出来て楽しかったです。またこのような体験会に参加したいです。
《引率者の感想》
・子供たちは好奇心が強いので、インストラクターさんの話をしっかり聞いて、意欲的に活動していたと思います。様々な活動を通して、他の施設の子と仲良くなっている子もいて、交流の場としても良いものになっていたと思います。
・震災の影響でプールは使えず、海水浴も出来なかったため、水と触れ合う機会を今年初めて持つことが出来た。子供たちの様子を見ても、とても活き活きと過ごしていたように感じた。また、他施設との合同参加という点でも、子どもたちにとって良い刺激にもなっているように感じた。
・はじめは緊張している様子も見られたが、他の施設の子と関わっている姿があり、SUP等初めてばかりの遊びをたのしんでいる様子が見られて嬉しかった。普段からもっともっと遊びを求めているように感じた。
あすなろ学園の児童から寄せられた感謝状
今後も全国の海洋センター所在自治体や企業、一般の方などから寄せられた寄付金を被災地のために有効活用し、被災地の一日も早い復興を支援していく。