特集「本」

 一冊の本から、新しい知識・興味・関心が広がります。
 自分で選んだ本、先生や友達から紹介された本、何でも読んでみましょう。その本がつまらなければ閉じて、次の本を開けば良いのです。
 今回の特集は、「本」をテーマに
1.ふるさとを書き続けた作家 加能作次郎(石川県志賀町)
2.私立図書館を開き古今の名著を収集公開した 岩瀬弥助(愛知県西尾市)
3.洋書翻訳や外交交渉で活躍した洋学者 箕作阮甫(岡山県津山市)
4.日本童話会を設立、童話普及と後進育成に貢献した 後藤楢根(大分県由布市)
の4作品をご紹介します。
  1. 加能作次郎(かのう さくじろう)

    ふるさとを書き続けた作家 加能作次郎 かのう さくじろう

    石川県志賀町
    マンガ家:作・脚本 中居ヒサシ、作画 藤井裕子
    1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星
    4.31
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    加能作次郎(かのう さくじろう)は、明治18年(1885年)石川県西海村風戸(現志賀町西海風戸)に生まれ、苦難の少年期を経て、明治41年(1908年)早稲田大学へ入学しました。在学中、処女作『恭三の父』が雑誌『ホトトギス』に掲載され好評を得ました。卒業後、博文社『文章世界』の編集主任として翻訳や文芸時評を発表し、大正7年(1918年)小説『世の中へ』で文壇的地位を確立した自然主義文学作家です。

  2. 岩瀬弥助(いわせ やすけ)

    私立図書館「岩瀬文庫」を開館 岩瀬弥助 いわせ やすけ

    愛知県西尾市
    マンガ家:ねここんぶ
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    4.53
    読み込み中...

    岩瀬弥助(いわせ やすけ)は、幕末慶応3年(1867年)三河国西尾藩(現愛知県西尾市)の商家に生まれ、事業を発展させ一代で莫大な資産を築き、西尾鉄道の敷設などで地域経済に寄与すると共に、西尾町長就任、学校や病院の建設資金の寄付などで町づくりや地域の教育・文化に貢献しました。特に、明治41年(1908年)開館の私立図書館「岩瀬文庫」は、市民の支えで危機を乗り越え、現在も西尾市に引き継がれています。

  3. 箕作阮甫(みつくり げんぽ)

    洋書翻訳や外交交渉で活躍した 箕作阮甫 みつくり げんぽ

    岡山県津山市
    マンガ家:南一平
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    4.35
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    箕作阮甫(みつくり げんぽ)は、寛政11年(1799年)美作国津山西新町(現岡山県津山市)に生まれ、幼くして父を亡くし苦労しながら学問に励み、21歳で津山藩医となりました。
    25歳で江戸に出て医学とオランダ語を学び、特に翻訳で才能を発揮して医学だけでなく語学・地理学・兵学など広い分野の“洋学”を研究し、さらには幕末の外交交渉や、東京大学の創立過程などで活躍し、日本の近代化への道筋を示しました。

  4. 後藤楢根(ごとう ならね)

    童話の普及と後進作家育成に貢献 後藤楢根 ごとう ならね

    大分県由布市
    マンガ家:原作 二宮寿、作画 一尾和史
    1つ星2つ星3つ星4つ星5つ星
    4.20
    読み込み中...

    後藤楢根さん(ごとう ならね)は、明治41年(1908年)大分県挟間町(現由布市挟間町)に生まれ、昭和2年(1927年)大分師範学校在学中に月刊「童謡詩人」を発行、その後小学校教師として童謡運動を行い、昭和13年上京して新聞社に勤務しながら多くの童話童謡を出版しました。終戦の翌年昭和21年に日本童話会を設立、機関誌「童話」から佐藤さとる、那須正幹などの後進が育ち、童話の普及と発展に貢献しました。