2024.07.10 UP 漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」 海岸の漂着ごみを回収「B&G拾い箱」お披露目会を開催(大分県杵築市)

CHANGE FOR THE BLUE 海の未来を変える挑戦

大分県で初となる、漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」設置のお披露目会を7月2日、杵築市奈多海水浴場で行い、杵築市の永松市長をはじめ児童生徒、地域住民など約90人が参加した。

この事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、日頃から誰もが気軽に漂着ごみを回収することができる環境を整えることを目的に2021年度からスタートし、これまでに全国9ヵ所に設置。今年度は新たに大分県杵築市、香川県小豆島町、静岡県磐田市、徳島県美波町、愛媛県今治市の5ヵ所の設置を決定した。

お披露目会

杵築市の永松 悟市長は、「この奈多・狩宿海岸は日本の白砂青松100選に選ばれた美しい海岸。特にこの奈多地区は県内で一番海岸線の美化に努めており、ボランティアの方や豊洋小学校の児童が日常的に海岸清掃を行ってくれている。今回の拾い箱の設置を契機に、海岸清掃、景観美化に努める海岸としてPRし、海水浴を楽しむ親子連れなど多くの人が集まることで、地域がさらに活性化することを期待する」と挨拶した。

B&G財団理事長の菅原悟志は「今日は年代が上の方も多く出席している。皆さんの今までの経験と知恵を今日参加している小学生や次の世代にどんどん伝えていってほしい。小学生の皆さんはこの素晴らしい市、美しい海を守るために、地域の人たちに色々なことを学んでほしい。杵築市とB&G財団の距離は離れているが、“地域のため”“子どもたちのため”心一つに取り組んでいく」と述べた。

地区を代表して、奈狩江自治協議会の木村 謙次郎会長は「私たちは住民一体となって、小学生たちも一緒になってウミガメがくるような、松露(海辺の松林に生えるきのこ)が生えるような海岸にするための清掃活動を行っている。お陰様で現在は見違えるように海岸が再生してきた。子どもたちと一緒にこれからも海岸をきれいにしていきたい」と話した。

  • 施設外観

    施設外観

  • 施設外観(側面)

    施設外観(側面)

地元ボランティア、小学生による海岸清掃

式典後は、海開きに向けて、地元ボランティア及び小学生による海岸清掃を行った。

  • 豊洋小学校の児童たち

    豊洋小学校の児童たち

  • 海岸清掃の様子

    清掃活動の様子

  • 海岸清掃の様子

    海岸清掃の様子

  • 海岸清掃の様子

    海岸清掃の様子

B&G財団は「拾い箱」の設置を通して、海を訪れた誰もが、いつでも漂着ゴミを回収できる環境を整備し、全国各地で海洋ごみ削減を推進するための支援を行っていく。

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