2024.10.23 UP 漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」 海岸の漂着ごみを回収「B&G拾い箱」お披露目式を開催(愛媛県今治市)

CHANGE FOR THE BLUE 海の未来を変える挑戦

愛媛県で初となる、漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」のお披露目会を9月29日、今治市の織田ヶ浜海岸で実施。式典に合わせて、2~5人がチームとなって拾ったごみの量などを競い合う「ごみ拾い織田ヶ浜CUP」が行われ、児童生徒、地域住民など約150人が参加した。

この事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、日頃から誰もが気軽に漂着ごみを回収することができる環境を整えることを目的に2021年度からスタートし、これまでに全国9ヵ所に設置。今年度は新たに愛媛県今治市、大分県杵築市、香川県小豆島町、静岡県磐田市、徳島県美波町の5ヵ所の設置を決定した。

お披露目式

今治市の徳永繁樹市長は、「この織田ヶ浜海岸は、地域の富田会の皆さんが清掃活動を行い、きれいな浜が保たれている。今治は自然が豊かで、全国から多くの人がこの自然に魅せられて、移住してきてくれている。これからも皆で力を合わせて、この海岸を、今治の美しい自然を維持していきたいと思っている」と挨拶した。

B&G財団理事長の菅原悟志は「本日お披露目される拾い箱は、海ごみの回収を目的に全国に展開している。今日参加してくれた子どもたちには、自然豊かな今治市でいろいろなことを経験して、この素晴らしい海をみんなで守ってもらいたいと思う。今治市とB&G財団の距離は離れているが、“地域のため”“子どもたちのため”心一つに取り組んでいく」と述べた。

今治市に整備された4つの拾い箱は「ありがとうごみ箱」と名付けられ、織田ヶ浜と唐子浜にそれぞれ設置される。
 ごみ箱を開けると「一人一人の行動でこの美しい海を守りましょう!今日はごみを拾ってくれてありがとう!」と録音された、子どもたちの音声メッセージが流れる仕組みとなっている。

  • 除幕式

    除幕式

  • ごみ箱を開けると音声メッセージが流れる

    ごみ箱を開けると音声メッセージが流れる

  • ありがとうごみ箱(その1)

    ありがとうごみ箱(その1)

  • ありがとうごみ箱(その2)

    ありがとうごみ箱(その2)

  • ありがとうごみ箱(その3)

    ありがとうごみ箱(その3)

  • ありがとうごみ箱(その4)

    ありがとうごみ箱(その4)

お披露目式

式典に合わせて、2~5人がチームとなって拾ったごみの種類や量などを競い合う、ごみ拾い大会が行われた。

  • 大会の様子

    大会の様子

  • 大会の様子

    大会の様子

B&G財団は「拾い箱」の設置を通して、海を訪れた誰もが、いつでも漂着ゴミを回収できる環境を整備し、全国各地で海洋ごみ削減を推進するための支援を行っていく。

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