2024.06.19 UP 漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」 海岸の漂着ごみを回収「B&G拾い箱」お披露目会を開催(香川県小豆島町)

CHANGE FOR THE BLUE 海の未来を変える挑戦

香川県で初となる、漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」設置のお披露目会を6月2日、道の駅小豆島ふるさと村で行い、児童生徒、地域住民など約150人が参加した。

この事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、日頃から誰もが気軽に漂着ごみを回収することができる環境を整えることを目的に2021年度からスタートし、これまでに全国9ヵ所に設置。今年度は新たに香川県小豆島町、静岡県磐田市、徳島県美波町、愛媛県今治市、大分県杵築市の5ヵ所の設置を決定した。

小豆島町 大江正彦 町長は式典で、「現在、瀬戸内・海の路ネットワーク推進協議会「リフレッシュ瀬戸内」の協力を得て、朝7時から海洋ごみの回収が行われている。拾い箱の設置を契機にこうした活動を島全体に広げ、子どもたちにきれいな海を残していくことが大切」とあいさつ。

続いて、小豆島海上保安署 大野 潤 次長は「小豆島の海が青く美しくきれいなのは、皆さんの地道な活動の賜物であり心から感謝している。今後も美しい海を子どもたちに引き継げるようご協力をお願いしたい」と述べた。

池田海洋クラブを代表して、小学6年生の児童は「この拾い箱で一人でも多くの人が海洋ごみ問題に気付いて行動してくれると信じている。観光に来た人たちにもきれいな島だなと思ってもらえるようこれからも町民一丸となって清掃活動を頑張りたい」とお礼の言葉を述べた。

お披露目会

  • 除幕式

    除幕式

  •  拾い箱(正面)

    拾い箱(正面)

  •  拾い箱(側面)

    拾い箱(側面)

  • 拾い箱(裏面)

    拾い箱(裏面)

海ごみゼロフェスティバル

式典後は、「海ごみゼロフェスティバル」を実施。ビーチや海岸清掃だけでなく、シーカヤックやSUPで海上に漕ぎ出し、陸から拾うことができない海洋ごみの回収・パトロールを実施。30ℓのごみ袋で燃えるごみ43袋、燃えないごみ14袋を回収した。

  • カヤック、SUP、セーリングカッターで清掃活動に出発

    カヤック、SUP、セーリングカッターで清掃活動に出発

  • BIGSUPに乗って清掃活動へ

    BIGSUPに乗って清掃活動へ

  • 巡視艇「きさらぎ」が海上の安全を見守る

    巡視艇「きさらぎ」が海上の安全を見守る

  • 燃えるごみ、燃えないごみを分別回収

    燃えるごみ、燃えないごみを分別回収

B&G財団は「拾い箱」の設置を通して、海を訪れた誰もが、いつでも漂着ゴミを回収できる環境を整備し、全国各地で海洋ごみ削減を推進するための支援を行っていく。

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