活動記録 漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」を設置

2021.08.12 UP 漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」を設置
山口県周防大島町でお披露目会を開催!


日本財団助成事業

プラスチック製品等による「海洋ごみ」が世界規模で深刻な課題となっているなか、「B&G海ごみゼロフェスティバル」をはじめ、全国各地でボランティアによる海岸清掃が行われています。

B&G財団では2021年度から、一時的な海岸清掃にとどまらず、地域住民をはじめ海を訪れた誰もがいつでも漂着ごみを回収できる環境を整えることで、それぞれの地域で海洋ごみの削減に取り組むことをねらいとして、漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」の設置を推進し、設置自治体に対し製作費等の支援を行っています。

設置一ヵ所目となる山口県周防大島町では、2021年7月22日「海の日」に「B&G拾い箱お披露目会」を開催し、児童生徒をはじめ地域住民、関係者約80人が参加しました。

式典では、藤本町長、B&G財団常務理事古山をはじめ、作画を担当した児童による除幕式を行い、海洋センターの艇庫前に設置された高さ約1.8m、幅約3m、奥行約1.5mのステンレス製の拾い箱が披露されました。

正面と側面には近隣小学校の児童らによって環境美化を呼びかけるイラストが描かれています。

  • 除幕式

  • 町長あいさつ

  • 常務あいさつ

その後、参加者全員で海岸清掃を行い、約500㎏のごみを回収。タイヤや発泡スチロール、ペットボトルなど多くの漂着ごみを回収しました。

参加した中学生は、「かなりのゴミが落ちていた。たまにみんなで拾いに来ないといけない」と話してくれました。

海岸清掃

清掃活動終了後には「海洋ごみが海洋生物に与える影響と海洋生物観察」をテーマに、町内のなぎさ水族館の学芸員によるフィールドワークを実施。参加者はヤドカリやカニ、小魚などの生物を採集して、地元の海の生態系や海岸を保全することの大切さを学びました。

フィールドワーク

日頃から漂着ごみを拾う活動が根付き、周防大島町のきれいな海を次代に残すようB&G拾い箱が活躍することを期待しています。

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