2025.08.12 UP 漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」 東北初!「B&G拾い箱」お披露目式を開催(岩手県久慈市)

CHANGE FOR THE BLUE 海の未来を変える挑戦

東北初となる、漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」のお披露目式を8月4日、久慈市の舟渡海水浴場で実施。式典に合わせて、スポーツ感覚で街をきれいにする「スポGOMI」が行われ、市職員や地元中学校の生徒、野球少年団の児童などなど約50人が参加した。

この事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、日頃から誰もが気軽に漂着ごみを回収することができる環境を整えることを目的に2021年度からスタートし、これまでに全国14ヵ所に設置。今年度は新たに岩手県久慈市、徳島県阿南市、鹿児島県長島町、鹿児島県大崎町の4ヵ所の設置を決定した。

1.式典情報

実施日 2025年8月4日(月) 13:00~
場所 岩手県久慈市 舟渡海水浴場
出席者 <久慈市>
・市長  遠藤 譲一 氏
・副市長  澤里 充男 氏
<B&G財団>
・常務理事  岩井 正人
式次第 一、市長挨拶
一、来賓祝辞
一、除幕セレモニー
一、閉会・写真撮影

遠藤市長は、街中で捨てられたごみが海岸に漂着することが社会問題となっており、久慈市も例外ではない。この拾い箱の設置を契機に、市民の海洋環境保全への意識を高め、啓発活動をさらに進めていきたいと述べた。

  • 除幕セレモニー

    除幕セレモニー

  • 除幕の様子

    除幕の様子

スポーツ感覚のごみ拾い競技「スポGOMI」を実施

式典後、以下の内容の記念イベントが行われた。

実施日 2025年8月4日(月) 14:00~
場所 岩手県久慈市 舟渡海水浴場
参加者 久慈市職員
長内中学校生徒
地元の野球少年団 など
参加人数 約50人
実施内容 式典後には、スポーツ感覚で街をきれいにする「スポGOMI」が実施された。久慈市職員、長内中学校の生徒、地元の野球少年団など、総勢約50人がチームを組み、制限時間内に拾ったごみの量と種類で得点を競った。

スポGOMIとは…
スポーツ感覚で街をきれいにする清掃活動。決められたエリア内で制限時間内にごみを拾い、その「量」と「質(分別の正確さなど)」をポイントに換算して競い合う、チーム対抗のごみ拾い競技。

子どもから大人までが声を掛け合いながらごみを拾い、制限時間が終わる頃には、集められたごみ袋がずらりと並び、笑顔と達成感に満ちた時間となった。

  • 選手宣誓

    選手宣誓

  • ごみ拾いはスポーツだ!のかけ声でスタート!

    ごみ拾いはスポーツだ!のかけ声でスタート!

  • ごみ拾いを行う参加者

    ごみ拾いを行う参加者

  • ごみ拾いを行う参加者

    ごみ拾いを行う参加者

地元中学生が彩る海の生き物デザインの拾い箱を設置

今回設置された拾い箱の概要は以下のとおり。

設置場所 久慈市 舟渡海水浴場
本体概要 今回設置された拾い箱は、防災倉庫のコンテナを活用したゴミ集積用ボックスで、幅2,000mm、奥行1,700mm、高さ2,450mm、重量300kgのシャッタータイプのコンテナを使用している。

デザインは地元・長内中学校文化芸能部の生徒が「久慈市の美しい海」をテーマに手掛けており、クラゲやタコ、カニなど色鮮やかな海の生き物が四方に描かれ、シャッターを開けると、ごみを分別できる仕組みになっている。
 今後、市内のもう1ヵ所にも拾い箱が設置される予定で、海と街の美化活動をさらに強化していく。

今回の拾い箱の設置は、地域ぐるみで海洋環境の保全に取り組む新たな一歩となった。今後も市民一人ひとりが環境への関心を深め、海と街の美化活動を継続的に推進していくことが期待される。

日頃から誰もが気軽に漂着ごみを回収することができる環境を整えることを目的に2021年度からスタートし、これまでに全国14ヵ所に設置。2025年度は新たに4ヵ所の設置を決定した。

関連ページ