2025.10.24 UP 漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」 鹿児島県内4ヵ所目 大崎町で「B&G 拾い箱」お披露目式を開催(鹿児島県大崎町)
漂着ごみ専用ごみ箱「B&G拾い箱」のお披露目式を鹿児島県大崎町の大丸農業構造改善センターで実施。式典に合わせて、くにの松原クリーン大作戦が行われ、児童生徒、地域住民約270人が参加した。
この事業は、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として、日頃から誰もが気軽に漂着ごみを回収することができる環境を整えることを目的に2021年度からスタートし、これまでに全国14ヵ所に設置。今年度は新たに岩手県久慈市、徳島県阿南市、鹿児島県長島町、鹿児島県大崎町の4ヵ所の設置を決定した。
1.式典情報
| 実施日 | 2025年10月19日(日) 8:30~ |
|---|---|
| 場所 | 大崎町大丸農業構造改善センター |
| 出席者 | <大崎町> ・町長 東 靖弘 氏 ・教育長 穗園 正幸 氏 ・B&G大崎わんぱーく海洋クラブ 代表 新宮 邦久 氏 <B&G財団> ・理事長 菅原 悟志 |
| 式次第 | 一、開会 一、町長挨拶 一、海洋クラブ代表挨拶 一、B&G財団挨拶 一、「拾い箱」概要説明 一、除幕・記念撮影 一、尚志館高校生徒による演奏 一、閉会 一、くにの松原クリーン大作戦(海岸清掃イベント) |
東町長は、今回の拾い箱の設置を契機に、「漂着ごみの回収と再生の循環をさらに推進し、不法投棄の抑制につなげたい」と強調して述べた。
続いて、海洋クラブ代表の新宮氏は、拾い箱のイラストを描いてくれた児童に感謝を述べた後、「こうした海岸清掃イベントを通じて、郷土愛を育んでほしい」を語った。
B&G財団理事長の菅原は、集まった子どもたちに対し、「拾い箱を活用してきれいな海を守ってほしい」と述べたうえで、「大崎町の素晴らしい自然や歴史、文化に愛着と誇りをもって成長してほしい」と話した。
「くにの松原クリーン大作戦」を実施
| 実施日 | 2025年10月19日(日) 9:30~ |
|---|---|
| 場所 | 鹿児島県大崎町横瀬海岸および拾い箱設置場所周辺 |
| 参加者 | 児童生徒 地域住民 NPO法人関係者など |
| 参加人数 | 約270人 |
| 実施内容 | 式典後、地域住民や児童生徒ら総勢約270人が「クリーン大作戦」に参加した。参加者は美しい海を次世代に残す思いを新たに、拾い箱設置箇所を中心に海岸や松林のごみを回収した。 |
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参加者全員で記念撮影
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回収した漂着ごみを記録
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清掃活動の様子
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みんなで協力しながら海岸をきれいに
子どもたちの海への想いを詰め込んだ拾い箱
| 設置場所 | 大崎町大丸農業構造改善センター |
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| 本体概要 | 海岸から直接搬入できる場所に、大型コンテナ型の拾い箱を設置。集積作業の効率化を図るため、片面には両開き扉を採用し、利便性を高めている。 |
拾い箱には、地元小学生が一人ひとり描いた海の生き物のイラストを配置され、子どもたちの「きれいな海を守りたい」という思いが込められている。地域の想いと環境意識を象徴する拾い箱が完成した。今後も、地域一体となって海を守る取り組みを続けていく。
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完成した拾い箱
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拾い箱には子どもたちが描いた海の生き物のイラストが並ぶ
子どもたちの思いが詰まった拾い箱を通じて、地域の力で「きれいな海」を未来につなぐ活動が広がることが期待される。
