6歳児!どんなことができるかな?
みなさん、こんにちは。B&G財団経理課の日比野です。
今年2024年の7月、20年ぶりに紙幣のデザインが変わりますね。2019年にそのことが発表された際、こちらの職員リレートークで、5,000円札の新しい顔となる津田梅子氏について少し書かせていただきました。
満6歳で日本最初の女子留学生としてアメリカに行った史実について「海外旅行が一般的ではなかった明治時代に、6歳の小さな子供を単身で留学させようとした父親もすごいし、それを受け入れた本人も立派だな…現代に置き換えてみると、6歳の子供を月に送り出すような感覚だったのではないか?」と思ったという内容です。
現在、私の娘は6歳で、4月から小学生です。大きな節目を迎えて、感慨深いものがあります。また、梅子先生が留学をした年齢と同じになったのだなと思い、勝手に自分達は津田家のようにできるのかを考えてみました。
行ってみたい?アメリカ留学
梅子先生がホームステイ先のワシントン近郊の町に到着したのは、船で日本を発ってから70日後のこと。岩倉使節団の一員として6歳~14歳の女の子5人が一緒でした。
現在は、日本からワシントンまで飛行機で13時間。女の子5人で、国費でアメリカに留学できるのだったら、「是非とも行ってきなさい」と背中を押すでしょう(笑)
しかし、目的地が“月”であった場合は…安全に行き来できるのかも不安だし、滞在中も何があるかわからないし、幼いわが子に「行ってきなさい」とは、なかなか言えないですね。
娘に「梅子先生のようにアメリカに留学したいか?」と聞いてみたところ、「友達が一緒なら行ってみたい」との回答。娘は梅子先生の偉人マンガを読んで、なんとなく留学とはどういうものか知ってはいるものの、そこまで深くは理解していないため、このようなお気楽な回答なのでしょう。
はじめてのおつかい
アメリカ留学や月旅行とはだいぶ次元が異なりますが、先日、娘が一人でやってみたいと言ったことがあります。それは、食材の買い出し。「はじめてのおつかい」というテレビ番組に影響を受けたようです。
「やりたいと言うことはやらせたい」とは思いつつも、何かあったら困るので「お父さんとお母さんも背後霊のようについて行くけど、いないものと思って一人で行動しなさい」という条件でやってみることに。
結果、スーパーへの往復は難なくクリア。野菜のピックアップもOK。できなかったのは肉類の選択。表示が漢字だったため、どれか鶏肉でどれが豚肉なのかがわからない。「わからないことがあったら、お店の人に聞きなさい」と伝えていたものの、周囲に尋ねることができず10数分経過・・・しびれを切らした私達が助け舟を出してしまいました。親の方が、忍耐力が足りませんでしたね(笑)
できることに目を向けて
6歳児、まだまだできないことも多いけれども、できるようになったこともたくさんあります。0歳7ヵ月で保育園に入った時は、歩くこともできなかった!自分でご飯を食べることができなかった!一人でトイレに行くこともできなかった!字も書けないし、絵も描けないし、ハサミも使えなかったし、逆上がりもできなかった!大人には、できて当たり前のことばかりですが、小さな子どもには難しいことばかり。日頃はついつい、できないことに目が行きがちですが、できることに目を向けて、たくさんほめてあげないとだなあ・・・
そして、小学校に入ったら、もっと色々とできるようになることが増えていくのでしょうね。わが子が成長することは喜ばしいけど、かわいらしい今くらいの大きさでとどまっていてくれないかなと思ってしまう今日この頃です。
日比野さんお世話になっております。お子様の成長は、早いですよ!自分は、家内と二人になりました。いまは、家族4人で食を囲むことが難しくなり、いちばんは、それが出来たら張り切ります!!二人とも、喘息があり、水泳をつづけ競泳選手となり親がコーチだったため、他のお子様も担当していたため、わが子をひいきはできず、選手として甘えないように、逆に冷たくしていました。引退してからは失われた時間を取り戻したく、専門、大学、社会人になってから出来ることは、恩返しのつもりで動いています。ほめて育てる、昔の自分には、できませんでしたが、今は、少しできるようになりました。日比野さん、神谷町の出口でうろうろ汗だくでいた、自分に声をかけていただいたこと、一生忘れません!!