【B&G職員リレートーク】ジェンダー・ギャップはなくなるのか?~ 梅子先生!120年後の日本はいかがですか~


こんにちは。B&G財団事業課の日比野です。

 

今年4月9日、母校の創設者である津田梅子氏が新紙幣の5,000円札の新しい顔となることが発表されました。親や高校時代の友達、職場の人からは、なぜか(笑)「おめでとう」と祝福され、大学同期とは「自分がどうこうしたわけではないけど、なんか、うれしいね」とLINEでやりとりをして、なんとなく浮き足立った1日となりました。

 

新五千円札のイメージ

 

津田梅子氏はどんな人?

 

梅子先生について、大学入学直後のオリエンテーションでは

 

 

「満6歳で日本最初の女子留学生としてアメリカへ。11年後に帰国するもアメリカで少女時代を送った梅子にとって、帰国後の日本はカルチャーショックの連続。日本の女性の地位を高めなければという思いを募らせる。華族女学校の教授をするかたわら、自分自身の学校をつくる夢を持ち続け、再度アメリカへ留学。ブリンマー大学で質の高い少人数教育を受けた経験をもとに、1900年に私立女子高等教育における先駆的機関のひとつである『女子英学塾』を創設。女性が社会に出て役に立てるような、実用的な教育を行う(津田塾大学HPより抜粋)」

 

といったようなことを教わりました。この話を聞いて、海外旅行が一般的ではなかった明治時代に、6歳の小さな子供を単身で留学させようとした父親もすごいし、それを受け入れた梅子先生も立派だな…と思ったものです。現代に置き換えてみると、6歳の子供を月に送り出すような感覚だったのではないでしょうか?

 

 

ジェンダー・ギャップ指数

 

梅子先生が、日本の女性の地位向上を目指して学校を創設して来年で120年を迎えます。

日本の現状はどうなのでしょうか?

 

昨年12月に、世界経済フォーラム(WEF)が発表した、世界各国の男女平等の度合いを示す2018年版「ジェンダー・ギャップ指数」によると、調査対象149カ国のうち、日本は110位で前年から4つ順位を上げました。所得格差の縮小など職場環境がやや改善したのが理由のとのこと。

 

日本の評価は、項目ごとに優劣がはっきりしていて、読み書き能力、初等教育、中等教育(中学校・高校)、出生率の分野では、男女間に不平等は見られないという評価で昨年同様世界1位のランク。一方、労働所得、政治家・経営管理職、教授・専門職、高等教育(大学・大学院)、国会議員数では、男女間に差が大きいとの評価で世界ランクがいずれも100位以下。その中でも、最も低いのが国会議員数で世界130位(昨年は129位)となっています。

 

残念ながら、総合的な順位を見ると、現在も日本の男女平等の度合いは高くないと言わざるを得ません。梅子先生も草葉の陰から見守りながらも、ため息をついていらっしゃるかもしれません。

 

男女の差のイメージ

 

しかしながら、中等教育の分野においては男女の差はなく、現代女性は男性に比べて生き方の選択肢をたくさん持てるようになっています。100%ではありませんが、ある程度は自分が選んで自分の望むように生きていける社会に生きていることは幸せだなと感じています。(選択肢が多いのは、それはそれで大変なのかもしれませんが…)

 

まだまだ改善が必要なこととは多々あるけれど、私達がこのような環境にいられるのは、まさに梅子先生が蒔いた種が花を咲かせ、結実したおかげなのだなあと改めて感慨深いです。

 

 

悲しいジンクス

 

余談になりますが、梅子先生のお墓は、東京都小平市にあるキャンパス内にあります。すぐに行ける所にあるにも関わらず、学生のほとんどはお墓参りをしません。なぜならば、「梅子先生(日本の結婚観に嫌気がさし、生涯独身であった)のお墓参りをすると結婚できない。2回すると結婚はできるが離婚する」という嘘だか本当だかわからないジンクスがあるからです。まだ色々と夢見る乙女だった(?)私もこのジンクスを信じてしまった一人です。今考えると、そんなのただの迷信でしょと笑い飛ばせる気がしますが、その頃は、頑なにテニスコート裏の梅林にある梅子先生のお墓には近づきませんでした…

 

梅のイメージ

 

そんな不義理な私ですが、梅子先生の蒔いた種の一つとして、社会の役に立てることを見つけて、誰かを笑顔にできるよう仕事に邁進してまいります。

 

 


事業部 事業課 日比野 小百合

1 コメント

  1. 四国 徳島県阿南市  金久 博   より:

    5年後に発行されます5000円新札の顔が津田梅子さんに決まりました。時代の転換期の大きな話題の一つでもあります。その肖像は津田梅子36歳だそうですね。日比野課長様の出身大学の有名な方です。何か誇らしい気がしますでしょう。男女があらゆる場面においてともに参画し、活躍することができる社会の実現は全国の様々な機会で言われていることですが、私たち青少年の健全育成の場でも男女の分け隔てのない活動もそのような社会ではないでしょうか。自治体においても男女共同参画社会の実現のための研修や取り組みが多数行われることがありますが、指導者自身が、しっかりとした意識を持ち、未来を担う子どもたちに、考え方を醸成していくことも健全育成につながるもの思います。そのような中で、子供たちが住む地域の将来の姿や地域を良くする・活性化することについて、活動について「どうしてほしいか。」なども子供たちの意見・感想を聞いてみることも大事だと思います。学校教育や社会教育の区別は関係なくB&Gの活動は進められますので。子どもたちや指導者を笑顔に、元気にできるようご指導ご鞭撻をお願いしたいです。またいつかお会いできます事楽しみにしています。

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