能登半島地震から2ヵ月
こんにちは。
防災推進課の鈴木です。
前回のリレートークでは熱中していたダイエットについて書かせていただきました。
今ではその生活が習慣化され、1年弱で12kgも落とすことができました!まだまだ頑張れそうなので継続していきたいと思います。
さて、今回のリレートークでは、先月中旬に伺った被災地の状況と当財団が整備している防災拠点の活動をお伝えします!
防災拠点とは
私は昨年7月に新設された防災推進課という部署に配属となりました。
当課では、災害時に活用できる油圧ショベルやスライドダンプ、防災倉庫等を配備する「防災拠点の設置」を進めるほか、その資機材を活用する人材育成支援も行っています。
この防災拠点は全国に54ヵ所あり、今後100ヵ所の防災拠点整備を目指しております。
加えて、災害時における相互支援ネットワークの構築も進めています。
被災地支援を行う防災拠点
少し前置きが長くなりましたが、今年1月1日に能登半島地震が発生。石川県の奥能登地方を中心に甚大な被害が出ました。
被災地には多くの自治体から支援が入り、その中には防災拠点による給水支援等も多く見られました。
被災地にある程度の支援物資が届いた後、支援のニーズが高くなったのは、被災した家屋の瓦礫や土砂等を運ぶスライドダンプでした。
そこで、現地支援に入っている日本財団災害対策事業部と連携を図り、B&G財団から防災拠点へスライドダンプの派遣を要請。現在も各地から寄せられた11台のダンプが被災地で活動しています。
2ヵ月が経過した被災地の状況
私も先月被災地に伺い、支援ニーズの調査等をしてきました。
その中で感じたことは災害ボランティアの少なさです。
珠洲市に入った際、家財が出されたままの全壊家屋が並ぶ道を車で通り、一度も人を見かけることがありませんでした。
ボランティアが少ない要因の一つとして、交通網があります。金沢駅から車で奥能登地方に向かうと、途中で大きく崩れた道路がいくつもあり、珠洲市に着くまでに約4時間強かかる状況でした。
これだけの移動時間がかかれば、当然日帰りのボランティアが現地で活動できる時間も限られてしまいますし、道路の混雑状況を考えると移動する人数も限られてきます。
そこで先月末、ようやくボランティアが活動するための宿泊拠点が石川県穴水町に開設されました。これでボランティアが現地で活動できる時間も長くなり、道路混雑も緩和されるはずです。
ライフライン等の復旧を優先してボランティアの人数を制限していることもありますが、まだまだ瓦礫が山積みになっている被災地では、これから瓦礫の片付け等で人手が必要になりそうだと感じました。
発災から2ヵ月が経過した今でも避難者は1万人を超えています。被災地の1日でも早い復旧・復興を願うとともに、引き続き私たちができる支援を継続していきたいと思います。
B&G財団では「B&GフレンドシップPROJECT」と称して災害支援募金を募っております。
ぜひ、皆様のご支援を賜りますようお願いいたします。
お世話になっております。被災地の1日でも早い復旧・復興を願うばかりです。当海洋センターでも引き続き災害支援募金を募ります。